
本技術は、1991年世界で最初に岡研究グループによって考案・開発された磁性木材についてである。この磁性木材とは、木材には本来ない磁気特性を積極的に付与し、木材特有の木質機能と磁気機能の双方を併せ持った木質材である。磁性木材は、木質建材・家具建材など居住空間での幅広い応用が考えられる。ここではこれまで明らかにされた磁性木材の作製法から木質系電波吸収建材ボード開発までの紹介をする。

建材用電波吸収体は、主にセラミックスやセメント板などが利用されている。また、情報通信機器用としてプラスチックおよびゴムなどとの複合化された磁性電波吸収体も開発されている。しかし、木質材に手軽に電波吸収機能を付与し、電波吸収機能と木質機能の双方の調和性を有する技術は確立されていない。