南九州発 新技術説明会
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リパーゼの特異性を利用したプラスマローゲンの高度濃縮化
10:30〜11:00
鹿児島大学 水産学部 水産学科
助教授
安藤 清一
化学構造の類似したジアシル型リン脂質とアルケニルアシル型リン脂質(プラスマローゲン)の混在する画分に、1,3位特異性リパーゼを作用させ、プラスマローゲンをインタクトな化学形態のまま高度濃縮化する技術。
従来利用されてきた哺乳動物由来のプラスマローゲンに代わり、より安全性の高いプラスマローゲンの供給が求められている。1,3位特異性リパーゼを水産物由来のリン脂質画分に作用させることにより、安全なプラスマローゲンの供給が可能。
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1,3位特異性リパーゼはプラスマローゲンには作用しない。
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1,3位特異性リパーゼはジアシル型リン脂質を加水分解する。
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水産物由来のプラスマローゲンはEPAやDHAを含有。
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高齢化社会対応型機能性食品。
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未利用バイオマス資源。
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大腸菌の遺伝機構を利用したアスベスト定量技術
11:00〜11:30
宮崎大学 農学部 応用生物科学科
助教授
吉田 直人
大腸菌を使ってアスベスト(石綿)を検出する技術を開発した。アスベスト、大腸菌、プラスミド(環状の小型遺伝子)を水中で混ぜ合せ、抗生物質の入った寒天上に滴下する。次いで寒天表面に滑らせながら摩擦を加えると、アスベストは大腸菌に突き刺さる。大腸菌はプラスミドを取込み抗生物質耐性を獲得する。そのまま14時間程度放置するとアスベストが刺さった大腸菌のみ目視できる。この大腸菌の数からアスベスト濃度を知ることができる。
アスベスト測定の公定法では位相差顕微鏡とX線回折を用いて定量することになっているが、コスト高であるし、多検体の測定には時間を要する。また他の粘土鉱物やロックウールなどアスベストではない繊維状の鉱物が混在すると測定妨害または測定ミスが生じやすい。本技術は簡便で安価な測定法であるし、短時間に多検体の測定をこなすことができる。また測定を妨害する粘土鉱物が混在していても定量可能である。
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他の粘土鉱物が混在し、X線回折を妨害するサンプルであってもアスベスト測定は可能である。
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感度が大変鋭敏である。標準試料の場合40ng/mlのアスベストを判別できる。
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建築物解体にともなって発生するアスベストの濃度測定
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岩盤掘削時の環境中のアスベスト定量
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住宅リフォーム時のアスベストチェック
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超可溶性好塩性蛋白質を発現パートナーに用いた融合蛋白質発現系の開発
11:30〜12:00
鹿児島大学 農学部 生物資源化学科
教授
徳永 正雄
http://www.agri.kagoshima-u.ac.jp/NewHP/outline/sigen/index1.htm
好塩性蛋白質は変性作用に耐性で、煮沸しても温度を戻せばほとんど元に戻る。これは、好塩性蛋白質が一般に持つ特徴であり、その高い可溶性、構造可逆性に依る。大腸菌で不溶性になる異種蛋白質を、好塩性酵素とのfusionで、可溶性にして回収する技術である。
異種蛋白質の融合蛋白質としての発現法は、一般に用いられる方法であるが、蛋白質の可溶性に着目したものは、少ない。好塩性酵素は、構造可逆性に優れている。
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高発現
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酵素活性測定によるモニター
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異種有用蛋白質の高効率発現
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品質のよい真珠を作るために
13:00〜13:30
宮崎大学 農学部 生物環境科学科
教授
伊丹 利明
真珠母貝であるアコヤガイに赤変病が蔓延したため、真珠の生産も減少の傾向にある。そこで、珠入れ時期に適切な処置をすることによって、アコヤガイの赤変病を予防しながら、品質の良い真珠を生産するための技術を開発した。
赤変病の予防には、従来法ではアコヤガイに注射をすることが報告されていました。しかし、これでは余計な労働力を必要とし、さらに貝へのストレスも大きい。そこで、本法ではこの点を改良して、労働力とコストの軽減を図りながら、赤変病予防と真珠の品質向上を目指したものである。
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容易で低コスト
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余計な労働力を必要としない。
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赤変病予防が可能で、品質の良い真珠が得られる。
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真珠産業
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ニンニク成分 sodium 2-propenyl thiosulfateの多機能性
13:30〜14:00
鹿児島大学 農学部 獣医学科
教授
大和 修
健康維持や疾患予防に関与すると考えられるニンニク天然成分sodium 2-propenyl thiosulfateが有する複数の機能性(白血球機能亢進効果、血小板凝集阻害効果、ガン予防効果)。
従来ニンニクからは単離された生理活性物質の多くは揮発性・臭気性であり、有機合成も困難であった。これに対し、sodium 2-propenyl thiosulfateは水溶性・低臭性であり、有機合成が容易な多機能性物質である。
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sodium 2-propeny thiosulfate(2PTS)はニンニク由来の天然物である。
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2PTSは多機能性(白血球機能亢進、血小板凝集阻害、ガン予防効果)を有する。
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有機合成が容易な水溶性・低臭性化合物である。
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2PTSを含有する機能性食品の開発(十分な毒性評価の後)
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CCDカメラを用いた簡単で汎用性のある計測技術
14:00〜14:30
宮崎大学 工学部 機械システム工学科
助教授
川末 紀功仁
http://www.miyazaki-u.ac.jp/~kawasue/webpage/home-j/homej.shtml
一台の計測器で卓上の物から大型の構造物まで対象のサイズや形状にとらわれない汎用性のある三次元計測技術を紹介する。また、高精度な計測を可能にするための技術について紹介する。
画像計測器は、対象の形状やサイズごとに専用の計測器を利用するのが一般的であり、高価であるために、導入しにくい状況がある。また、レンズひずみや校正など画像計測独特の問題点がある。これらを解決する技術である。
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オンラインで自動計測が可能
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可搬性があり、汎用性がある。
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簡単に高精度な計測が可能
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工場ラインでの検査
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品質管理
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診断技術
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ロボット3自由度能動回転球関節の開発
14:40〜15:10
鹿児島大学 工学部 機械工学科
助教授
余 永
物体が互いに直交で交わる3軸まわりに同時に回転できる場合、物体が回転3自由度をもつという。2つのリンクを継ぐ3自由度方向の任意な回転相対運動が可能となる関節を3自由度回転関節という。本課題は、各回転自由度方向への一様な運動が可能であり、コンパクトで球関節に近いシンプルな構造を有する3自由度能動回転可能な球関節を開発することを目的とする。
現状の3自由度の回転関節或いは機構は、能動回転機能を持たない、或いは各回転自由度方向への一様な運動ができなく且つ回転可動範囲が狭い上、多数の関節も持ち構造が複雑過ぎる等の課題がある。回転アクチュエータを用いて、ある回転軸のまわりに回転させると同時にその軸自身も別の軸のまわりに一様に回転させる「3自由度能動回転球関節」技術の開発事例はまだない。
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3自由度能動回転可能な関節
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球関節に近いシンプルな構造
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各回転自由度方向へ一様に運動できる機構
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ヒューマノイド等の高機能ロボットの実用化分野
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多様な産業分野での自動化分野
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省力化機器の高機能化や高性能化分野
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アドレノメデュリンと関連ペプチドの臨床診断と治療への応用
15:10〜15:40
宮崎大学 医学部
教授
北村 和雄
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/medicin1/index.htm
本技術ではアドレノメデュリン(AM)前駆体のC末ペプチドが循環器疾患や敗血症性ショックの診断に有用であることを示した。一方、AM前駆体から生合成されるPAMPの循環器疾患治療薬としての可能性やAM自体の炎症性腸疾患治療薬としての可能性も明らかにした。
アドレノメデュリン(AM)前駆体C末ペプチドは血中濃度が従来行われているAMやPAMPと比較して高く、心不全や敗血性ショックの新たな診断法として応用できる。また、AMの炎症性腸疾患治療への応用は、現在は十分な治療法がない難病の新たな治療法となりうる。
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我が国で発見された生理活性ペプチドおよびその遺伝子産物を応用する独創的技術である。
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AM前駆体C末ペプチドは血中の安定性が良いため、血中濃度が高く、診断学的な応用が容易である。
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AMやPAMPの治療薬としての新たな可能性が示された。
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循環器疾患や敗血症性ショックの診断薬
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循環器疾患の治療薬
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炎症性腸疾患の治療薬
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尿失禁手術の針を容易、正確、安全に穿刺する補助器具
15:40〜16:10
宮崎大学 医学部
講師
野瀬 清孝
尿失禁手術は尿道周囲に人工のテープを通すために専用針を穿刺する。このとき針を容易かつ正確に穿刺できるように補助器具を開発した。
針の穿刺は手指で誘導したり盲目で誘導したりしており、経験が必要であった。過去には補助器具そのものがなく、補助器具を使って初心者でも正確に穿刺するできるようになった。
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穿刺針を正確に穿刺するための補助器具の開発
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尿失禁手術で針の穿刺するとき
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新技術説明会のほか、宮崎大学、鹿児島大学、みやざきTLO、鹿児島TLOの産学連携・技術移転への取り組みや当日発表シーズ以外の紹介をパネル展示やパンフレットで紹介します。また、科学技術振興機構のJ−STORE、JDreamUなど、各種データベースのデモや、大学の技術シーズが一括して検索できる e-seeds.jp <技術シーズ統合検索システム>のデモを行いますので是非お立ち寄り下さい。
宮崎大学 産学連携支援センター 知的財産部門
tel:0985-58-7592
fax:0985-58-7592
chizai@of.miyazaki-u.ac.jp
URL:
http://www.crc.miyazaki-u.ac.jp/chizai/
鹿児島大学 産学官連携推進機構 産学官連携部門
tel:099-285-8491
fax:099-285-8495
office@rdc.kagoshima-u.ac.jp
URL:
http://www.rdc.kagoshima-u.ac.jp