静岡大学との連携による新技術説明会
1
高温高圧水による有機系廃棄物処理及び資源化技術
10:15〜10:45
静岡大学 イノベーション共同研究センター(工学部物質工学科佐古研究室)
研究員 岡島 いづみ
http://cheme.eng.shizuoka.ac.jp/~sakolab/index.html

技術概要
プラスチックやバイオマス系廃棄物からの水素製造、プラスチック含有食品廃棄物の粉末燃料化、バイオマス廃棄物の可溶化技術など、高温高圧水を用いた廃棄物の資源化技術について説明する。

従来技術・競合技術との比較
高温高圧水を用いて処理することにより、含水率が高く、利用しにくいバイオマス廃棄物を脱水や乾燥等の処理なしで資源化・エネルギー化することが出来る。
技術の特徴
含水率の高いバイオマス廃棄物を資源やエネルギーとして有効利用できる
前処理が殆ど不要
高温高圧技術である
想定される用途
廃棄物の有効利用
廃棄物処理及び減容化
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2
微生物を指標としたコンポスト腐熟度の迅速・簡便判定法
10:45〜11:15
静岡大学 工学部 物質工学科
教授 中崎 清彦


技術概要
コンポストの腐熟度を迅速・簡便に判定するための方法の開発が長く求められてきた。本発明は、特定の微生物がコンポスト(堆肥)の腐熟度を示すことを利用した新規の腐熟度判定法である。

従来技術・競合技術との比較
従来から最も信頼されてきたコンポストの腐熟度判定法に、実際に植物を栽培する植物試験法があるが、本法は植物試験法の結果とよく対応し、しかも、迅速・簡便の方法である。
技術の特徴
迅速・簡便な評価
信頼性が高い評価
分子生物学を利用した先端技術による評価
想定される用途
コンポストの腐熟度判定
コンポスト化プロセスのモニタリング
コンポストの品質管理
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3
熱帯性放線菌の多様性とその生物資源としての可能性
11:15〜11:45
静岡大学 農学部 応用生物化学科
助教授 徳山 真治
http://www.agr.shizuoka.ac.jp/c/c_faculty/tokuyama.html

技術概要
タイ熱帯雨林土壌から放線菌を分離し、16SrDNA塩基配列の系統解析を行ったところ、約10%が新種と推定された。これらの菌株を用いて、ポリ乳酸分解活性を調べたところ、強い分解活性を示す新種の放線菌が得られた。

従来技術・競合技術との比較
従来放線菌は温帯地域のサンプルから分離されてきたが、熱帯地域由来のサンプルからは特殊な分離法を持ちなくとも多様な菌株を分離できる。これらの放線菌に未利用生物資源としての可能性が期待できる。
技術の特徴
未利用生物資源としての可能性
想定される用途
生理活性物質の探索
有用微生物および酵素の探索
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4
免疫細胞の活性化を制御する人工ムチンの開発
12:45〜13:15
静岡大学 農学部 応用生物化学科
助教授 村田 健臣
http://www.agr.shizuoka.ac.jp/c/biochem/index.htm

技術概要
免疫担当細胞の活性化は、シアル酸を含有する天然ムチンとの結合により抑制されている。本技術は、天然ムチンの構造と機能を模倣した人工ムチンを簡便に合成するものである。人工ムチンは、免疫細胞の活性化抑制によるアレルギーや自己免疫疾患などの緩和や治療への利用が期待できる。

従来技術・競合技術との比較
本人工ムチンの合成技術は、主に酵素を用いたクリーンな合成法で、従来の合成糖鎖高分子に比べ容易に糖鎖構造、分子サイズや糖鎖導入率を制御することが可能である。さらに、生分解性で免疫原性や毒性をもたない極めて生体適合性の高い材料である。
技術の特徴
酵素を用いたクリーンな人工ムチンの合成法
様々な糖鎖構造、分子サイズおよび糖鎖導入率をもつ人工ムチン
人工ムチンによる免疫担当細胞活性化の抑制
想定される用途
B細胞の抗体産生能の抑制
NK細胞の細胞障害性の抑制
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5
生体組織酸素飽和度の簡便で高精度な測定法
13:15〜13:45
静岡大学 工学部 電気電子工学科
助手 庭山 雅嗣
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~tmniway/index.html

技術概要
近赤外光による無侵襲的な酸素飽和度の計測において、複合組織の各光学定数及び厚みの個人差などの誤差要因の中で、何がどの程度影響するかを網羅的に調べ、主要な誤差要因を補正するためのアルゴリズムを確立した。

従来技術・競合技術との比較
従来から空間分解法を使えば酸素飽和度の誤差は少ないとされているが、表層組織の影響などにより30%程度もの誤差を生じていた。本技術では、測定対象に応じたパラメータを入力するだけで、補正式が選択され、誤差を2〜3%程度に抑えることができる。
技術の特徴
空間分解分光法を用いた小型・簡便な装置
酸素飽和度の定量化精度が高い
簡便な定量化アルゴリズム
想定される用途
リハビリやトレーニングにおける運動負荷モニター
腱鞘炎予防などの作業管理
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6
ランタノイドからマイナーアクチノイド分離の高分離能(分離係数2万)を有する新たな方法
13:45〜14:15
静岡大学 理学部 附属放射化学研究施設
教授 菅沼 英夫

技術概要
高レベル放射性廃棄物からのマイナーアクチノイド、希土類元素などの分離に用いられるCyanex301など抽出剤よりも、分離係数が高く(10000以上)、合成・取り扱いが容易な抽出剤と方法を説明する。

従来技術・競合技術との比較
現在用いられる抽出剤は、空気の酸化による性能低下など安定性に問題があり、分離係数が高く、合成・取り扱いが容易な抽出剤が求められている。本発明は、3価アクチノイドと3価ランタノイドに対する高い分離係数をもつ抽出剤は容易に合成でき、取扱いも簡便である。
技術の特徴
抽出剤分子の母核の大きさに注目した新規な製剤と方法
分離係数10000以上
抽出剤は容易に合成でき、取扱いも簡便。
想定される用途
使用済み核燃料の再処理後の高レベル放射性廃棄物中のアメリシウムなど
長い半減周期を持つ元素の除去に用いる。
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7
酸化物半導体を用いたフルカラー発光ダイオード
14:15〜14:45
静岡大学 電子工学研究所 フォトニックデバイス分野
助手 中村 篤志

技術概要
従来顔料や蛍光体等に利用されていた酸化亜鉛系材料を半導体としての性質を利用して、紫外から可視域全域の範囲で所望の発光波長を得る発光素子及び発光ダイオード(LED)作製技術を提供する。

従来技術・競合技術との比較
遠隔ラジカル導入法「リモートプラズマ」技術により非平衡下での結晶成長を行って新規の結晶構造を形成して、新たな材料選択が可能となった。同一材料で紫外から可視域全域の発光領域を持つ酸化物半導体を得るため、デバイス構造が同一でコスト削減できる。
技術の特徴
同一材料、同一構造のフルカラー発光素子
「リモートプラズマ」技術による非平衡成長と不純物濃度制御
半導体にダメージを与えずに高エネルギーラジカルを酸化物半導体に添加する導電性制御
想定される用途
省スペース白色照明
高演色性ディスプレイ
色忠実スキャナ及び複写機
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8
超音波振動による浮上原理の小型エアベアリング
15:00〜15:30
静岡大学 工学部 機械工学科
教授 大岩 孝彰
http://oiwa.eng.shizuoka.ac.jp

技術概要
軸受面を超音波振動子を用いて高周波振動させ浮上体との間に空気膜を形成する。別途コンプレッサ等の空圧源が不要で、極低摩擦で高い運動精度を持つ小型空気軸受を提供する。

従来技術・競合技術との比較
従来の空気軸受ではコンプレッサ等の空圧源が不可欠であり、磁気軸受ではセンサやコントローラ無しでは安定浮上が難しかった。本技術では、それらの問題点を一掃する。さらにセンサやコントローラを付加すれば位置や姿勢の制御も可能となる。
技術の特徴
高周波電圧を印加するのみで、コンプレッサ・ドライヤなどの空圧源が不要
直動案内(リニアガイドウエイ)にも適用可能
空気膜による平均化効果により高い運動精度(サブミクロン)
制御器やセンサ等不要で非接触で安定浮上
制御を行えば、運動誤差の補正や無限剛性化も可能
想定される用途
ポータブルな機器の空気軸受
極低摩擦が必要とされる機器、クリーンな環境が必要とされる機器の軸受
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9
表面硬化処理品の表面硬さ及び硬化層深さの非破壊検査方法
15:30〜16:00
静岡大学 工学部 機械工学科
助教授 坂井田 喜久
http://ssy.eng.shizuoka.ac.jp/

技術概要
X線を用いて表面硬化処理材品の表面硬さや硬化層深さを非破壊で評価する新たな技術を開発した。本発明により硬化処理品を切断することなく正確に評価でき、出荷検査として活用できる。

従来技術・競合技術との比較
従来は、焼入などの表面硬化処理を施した部品を切出して断面硬さを測定し、硬化層深さを把握する抜取り破壊検査であったが、本手法では、非破壊で、かつ、迅速な全数検査も可能である。
技術の特徴
表面硬化処理の基準品、すなわち合格品の硬さ分布を基準とした非破壊検査である。
部品表面に照射したX線の回折線幅から、硬化層表面の硬さや硬化層深さを非破壊評価する。
本手法では、硬化処理の不具合により生じる熱処理不良品も選別できる。
想定される用途
水焼入や、油焼入、高周波焼入などの表面硬化処理品の焼入状態の検査
熱処理工程の品質検査や、処理品の出荷検査
熱処理不良品の選別
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10
フォトンカウンティング型X線CT装置
16:00〜16:30
静岡大学 電子工学研究所 ナノビジョン研究推進センター
助教授 青木 徹
http://www.nvrc.rie.shizuoka.ac.jp/vision-i/

技術概要
フォトンカウンティング法を用いたX線イメージングデバイスを搭載したX線CTの技術紹介。フォトンカウンティングにより、1)X線のエネルギーを識別でき、2)X線の波長によらない定量性の高いカウントが可能で、3)高コントラスト撮像が可能である。

従来技術・競合技術との比較
X線フォトンのエネルギーを識別でき、原理的にはCTにおいて有効原子番号と密度の分離が可能である。X線の波長によらない定量性を持ち、散乱線やビームハードニングの影響を抑えた撮像を可能とする。大型の被検体に対応できる廉価な高速検査システムを実現できる。
技術の特徴
フォトンカウンティング型X線イメージングデバイスを使用
散乱線やビームハードニングの影響を抑えた画像取得
原理的に有効原子番号と密度の分離が可能
想定される用途
非破壊検査装置
セキュリティー検査装置
医療機器
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展示  (1時間程度、会費:1,000円)
交流会では、当日の発表者を始め、知的財産本部スタッフ、コーディネータ等の方々が多数参加致します。これを機会として、グラスを片手に静岡大学との交流を深めていただきたいと思いますのでお気軽にご参加ください。

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展示
 静岡大学の新技術の説明のほか、静岡大学のシーズ(当日プログラム以外も含みます。)および産学連携活動について、パネル等で紹介します。また、「e-seeds.jp」、「J-STORE」、「JDreamU」など、産学連携に関連する科学技術振興機構の各種データベースのデモを会場付近で行いますので、是非ともお立ち寄りください。

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技術内容・ライセンスについて

静岡大学 知的財産本部
〒432-8561 静岡県浜松市城北3-5-1
tel.053-478-1414
fax.053-478-1711
mail chizai@cjr.shizuoka.ac.jp



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