広島大学 新技術説明会
 
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バイオ・医療
胃癌、食道癌診断のための新規血清腫瘍マーカー
10:40〜11:10
大学院医歯薬学総合研究科 分子病理学
講師   大上 直秀
http://home.hiroshima-u.ac.jp/byori1/
技術概要
胃癌、食道癌のスクリーニングには、上部消化管造影等の時間のかかる検査が行われている。一方、本発明者らが見出した遺伝子は、胃癌、食道癌で高頻度に高発現しており、簡便な胃癌、食道癌のスクリーニングへの応用が期待できる。
従来技術・競合技術との比較
胃癌、食道癌の従来の血清マーカーとしてはCEA、CA19-9、SCC等が使用されているが、陽性率は10-20%程度で、特に早期の段階の癌において陽性率はさらに低くなる。本発明者らが見出した遺伝子は早期の段階の胃癌患者のうち70%が陽性であり、陽性率が高いことが利点である。
技術の特徴
・既存のマーカーと比較し、陽性率が高い
想定される用途
・胃癌・食道癌のスクリーニング
・抗癌剤感受性の判定
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バイオ・医療
電気制御を利用した足関節運動装置によるヘルスプロモーション
11:10〜11:40
大学院保健学研究科
大学院生   岩本 久生
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hsc/
技術概要
電動で足関節の背屈(上向きに足首を反らせること)運動を行うことができ、ダイナミック(動的)ストレッチングにより足関節の柔軟性を拡大するために初めて考案された装置である。手動で角度設定をする煩わしさがなく、運動範囲、運動回数、運動時間などを自由に設定できることから、高い効果が得られる。
従来技術・競合技術との比較
従来技術は、背屈角度を一定にして行うスタティック(静的)ストレッチングのみである。これは限界の角度で実施することが多いため苦痛を伴う。また足関節を左右交互に動かすことができず、施行時間や装置への乗り方が人によってばらついてしまうため、一定した効果を得ることが困難である。
技術の特徴
・個別にあわせた最適な設定(運動範囲、運動回数、運動時間など)が可能
・動的ストレッチングにより、小さな運動範囲で大きな効果
・角度を変えて、左右交互に動かすことが可能で歩行などの動作に類似する
想定される用途
・高齢者の歩行能力(足があがりにくく重いと感じている、つまづきやすい)の回復
・足に機能障害(骨折、脳卒中後遺症など)をもつ人の機能回復
・アスリートのスポーツ外傷および障害予防(足関節捻挫後の治療、疲労の回復など)
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バイオ・医療
滅菌管理システムの開発とその有用性
11:40〜12:10
大学院医歯薬学総合研究科 顎口腔頚部医科学講座
助教   大谷 淳二

技術概要
感染症の注目すべき点は感染経路であり、交叉感染の発生を防護することは最も重要かつ基本的な概念である。しかしながら、現在爆発的にそのニーズを拡大しつつある介護、福祉事業を含む個人開業医療機関における感染管理対策意識は非常に低い。本モニタリングシステムの開発および導入は、安価で確実な感染防止手段として患者のみならず全ての医療現場従事者を感染リスクから軽減、防護することが可能となり、感染制御対策に非常に有益である。
従来技術・競合技術との比較
米国では1980年代から滅菌モニタリングサービス(MS)が開始されているが、滅菌庫内の状況を正確に把握できているとはいえない。我々が開発中の新規オートクレーブチェッカーおよびその判定方法が、米国のサービスとは比較にならないほどの高品質な滅菌保証を行うことを可能とする(特願)。高圧蒸気滅菌器は医歯関連医院のみならず獣医界、鍼灸界、理容界など様々な業種で利用されており、市場には高いニーズが秘められていると推察される。
技術の特徴
・新規複合型インジケーターの開発
・その判定方法
想定される用途
・医療機関等サービス業に対する滅菌業務管理
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バイオ・医療
血管新生因子を修飾した新機能性骨格系生体材料
13:15〜13:45
大学院医歯薬学総合研究科 生体材料学研究室
教授   岡崎 正之

技術概要
骨・歯牙組織を再建・再生するには、ライフラインとしての血管新生が不可欠である。新技術では、炭酸アパタイト・コラーゲンスカフォールドに血管新生因子としての人工合成ペプチドSVVYGLRを修飾した骨格系生体材料を開発した。
従来技術・競合技術との比較
最近、再生医療を目指し間葉系幹細胞や各種増殖因子を付与したスカフォールド材料が開発されているが、本技術のような生体親和性良好なスカフォールドと人工的に合成したペプチドを複合して利用したものは見当たらない。
技術の特徴
・生体により安全な炭酸アパタイトおよび血管新生ペプチドを合成して用いている。
・スカフォールドは、内部への細胞の侵入が容易である。
・間葉系幹細胞の増殖を促進できる。
想定される用途
・骨髄や歯髄の再建・再生が可能である。
・インプラントや義歯装着に際し、欠損骨部の再建・再生に利用できる。
・広く細胞培養や医薬品製造のスカフォールドとして利用できる。
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バイオ・医療
膵島細胞移植の生着促進法:糖尿病を根治させる新治療法
13:45〜14:15
自然科学研究支援開発センター
センター長   檜山 英三

技術概要
少量の膵島で効果を上げるべく、膵島細胞を移植をラジカルスカベンジャーを用いた処置により、膵島移植の効果を高める方法は独創的であり新規である。なお、さらに移植効果の向上を求め、ラジカルスカベンジャー処 置と投与法の改革の併用の検討も視野に入れ、多くの患者を救う一手技として確立したい。
従来技術・競合技術との比較
脳血管障害などの虚血時に使用されるラジカルスカベンジャーを、細胞移植や臓器移植の生着、増殖の促進剤としての使用は極めて新規性が高く、現在までの動物実験でも有効性が実証され、従来の方法に比べ容易で優位性も高い。
技術の特徴
・少量の移植細胞で、十分な効果が得られ、多くの細胞移植に応用可能である。
・糖尿病の患者を疾病から解放し、質のよい人生を送ることが可能となる。
・ラジカルスカベンジャーを全身投与するのみであり、手技が容易で、繰り返し投与が可能である
想定される用途
・糖尿病の根治療法:従来、複数回の細胞移植で効果を得てきたものが1回の移植で効果が期待できる
・慢性膵炎などで、膵臓を切除後の自家膵島細胞移植
・他の細胞移植、幹細胞移植への有効性
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バイオ・医療
バイオ技術によるアスベスト検出
14:15〜14:45
大学院先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻
教授   黒田 章夫
http://home.hiroshima-u.ac.jp/~mbiotech/kuroda/
技術概要
アスベストに結合するタンパク質を発見した。このタンパク質に発色酵素を結合させて利用すると、簡単・迅速にアスベストが検出できる。これにより特殊な装置を必要としない簡易なアスベスト検出キットができる。
従来技術・競合技術との比較
現状の石綿の検出は、位相差顕微鏡やX線を利用した方法であり、いずれも特殊な技能や大型装置が必要で、時間のかかる方法である。本方法は従来技術より、迅速で簡便である。
技術の特徴
・アスベスト結合タンパク質によるアスベスト検出
・酵素による感度向上
・発色の場合、目視可能
想定される用途
・大気中、建材中のアスベスト検出
・アスベストの医療診断
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バイオ・医療
ニワトリモノクローナル抗体の活用による検査薬等の開発
14:55〜15:25
大学院生物圏科学研究科 生物資源開発学専攻
教授   松田 治男
http://home.hiroshima-u.ac.jp/~immunobi/
技術概要
ニワトリモノクローナル抗体を活用することにより、簡易診断検査薬(イムノクロマトなど)等における非特異反応回避が可能となる。さらに、トランスジェニック技術を活用することで有用抗体を大量生産できる。
従来技術・競合技術との比較
多くの簡易診断検査薬では、主にマウスモノクローナル抗体が利用されているが、ニワトリモノクローナル抗体を利用することで精度の向上が図れ、またトランスジェニック技術の活用で、抗体を安価に安定供給できる。
技術の特徴
・ニワトリモノクローナル抗体とマウスモノクローナル抗体の併用技術
・2種のニワトリモノクローナル抗体による抗原検出
・鶏卵を用いたモノクローナル抗体生産
想定される用途
・イムノクロマト等による簡易抗原検出
・ELISA等による高精度抗原検出
・抗体試薬・抗体検査薬・抗体医薬など
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バイオ・医療
光化学スモッグ防止能が高いヒメイタビ
15:25〜15:55
大学院理学研究科 数理分子生命理学専攻
助教   高橋 美佐

技術概要
イオンビームを用いた突然変異誘発により、光化学スモッグの原因物質の一つである二酸化窒素の吸収代謝能力が約2倍に上昇したヒメイタビ植物。ヒメイタビは、つる性常緑樹で、気根を出して壁面を這い上がる性質を持っており、壁面緑化による大気汚染物質の除去/拡散防止の促進が期待される。
従来技術・競合技術との比較
大気汚染物質浄化能力が改良されたヒメイタビはつる性植物なので、環境浄化の他、道路の植栽、工場周辺緑化および壁面緑化など広い用途での使用が可能。
技術の特徴
・二酸化窒素吸収代謝の向上したヒメイタビ
・イオンビームによる育種
想定される用途
・環境浄化
・工場周辺などの環境緑化
・壁面緑化
・道路の植栽
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バイオ・医療
生化学的方法による電離放射線被爆検査システム
15:55〜16:25
原爆放射線医科学研究所 ゲノム応答研究分野
准教授   達家 雅明
http://133.41.201.226/~genomeoutou/RIRBM.htm
技術概要
本技術は、ヒトの電離放射線被曝を生物学的に検査する新しい方法である。血液の生化学的検査により、被曝の有無と被曝の程度がチェック可能である。
従来技術・競合技術との比較
ヒトの電離放射線被曝検査は、白血球減少を指標とした血液検査で行われるが、全身被曝500 mSv程度と検出感度が低い。本技術は生化学的血液検査の方法により被曝をチェック可能にし、従来よりも約10倍高感度である。
技術の特徴
・電離放射線被曝の有無とその程度を生化学的な血液検査でチェック可能
・従来の白血球減少を指標とした方法の約10倍高感度
・フィルムバッヂ等の物理的化学的な線量計測が不要
想定される用途
・電離放射線による大量被曝災害時の被曝者有無のチェック
・危険度の高い職業被曝時の被曝の有無とその程度のチェック
・放射性医薬品等の被曝時の生体への影響や被害程度のチェック
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バイオ・医療
自己幹細胞を有効に再生医療へ用いるための基本技術
16:25〜16:55
大学院医歯薬学総合研究科 展開医科学専攻
助教   西村 正宏

技術概要
間葉系幹細胞が骨分化する際に関わる有用で新規の転写因子の紹介、また細胞を移植担体に強固に接着させる技術、さらには移植細胞の拡散を防止する技術など、細胞を移植治療に用いる際に有効となる複数の技術。
従来技術・競合技術との比較
単に成長因子や担体と間葉系幹細胞を混和して臓器再生を図ろうとする従来法と異なり、細胞を適切にその臓器の細胞へ分化させ、移植担体との調和を保った状態で細胞機能を最大限に引き出すことができる。
技術の特徴
・新しく発見した骨分化関連転写因子を活用できる
・細胞を確実に担体と結合させることができる
・移植細胞の拡散を防止し、目的の場所に集積させることができる
想定される用途
・細胞を移植して組織再生を図ろうとする治療
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連携・ライセンスについて
広島大学 産学連携センター 知的財産部門
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