九州工業大学 新技術説明会
 
1
電気
コンセント電圧による電力系統モニタリングと制御系設計
10:30〜11:00
工学部電気工学科
准教授   渡邊 政幸
http://www.ele.kyutech.ac.jp/
技術概要
多地点のコンセント電圧位相の同期計測データから簡略モデルの同定を行うことで,広域安定度において問題となる支配モードの特性が調べられると同時に,このモードを直接的に安定化するための制御系設計が容易に実現できる。
従来技術・競合技術との比較
電力系統の広域安定度は主としてシミュレ−ションと安定度理論に基づき予め余裕を持った値を計算によって算出し,この値を上限と設定する方法が取られてきたが,実系統における正確な状態の把握および適応した制御系設計も困難であった。
技術の特徴
・コンセント電圧の多地点同時計測により電力システムの状態監視が可能
・電力システムの安定度評価および安定化制御系の設計が同時に実行可能な簡略モデルの同定
・計測地点の選定により広域および局所的な系統監視・制御が可能
想定される用途
・複雑化する電力ネットワークの状態監視,適応的な系統運用・制御
・支配的動揺モードに着目した制御系設計による広域安定化
・自家発電設備を有する産業用電力システムにおける系統監視・制御
関連情報
・外国出願特許あり

当日配布資料(1.5MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
2
電気
構造物の腐食鉄筋を簡便,安価,安全に診断できる非破壊評価技術
11:00〜11:30
大学院工学研究科機能システム創成工学専攻
教授   小森 望充
http://www.ise.kyutech.ac.jp/graduate/kenkyushitsu/komori.html
技術概要
橋梁、トンネルなどの土木構造物から、ビルなどの建築構造物まで、コンクリート内部の鉄筋の状態を破壊することなく、表面から、簡便、安価、安全、さらには環境にも優しく診断が出来る、今までには無い新しい技術です。
従来技術・競合技術との比較
現在利用されている鉄筋コンクリートの非破壊検査には、コンクリートの劣化や空洞、亀裂などを探査するものが多く、鉄筋コンクリートの劣化原因の一つである鉄筋の腐食、鉄筋の位置や深さまで同時に評価できる方法は殆ど無い。
技術の特徴
・着磁という新しい手法を用いている。
・着磁した鉄筋の磁束分布を計測し、鉄筋の配置(位置と深さ)、鉄筋の直径(腐食状況)を評価する。
・瞬時電流を利用するため小型化が容易である。
想定される用途
・コンクリート構造物(例えば、道路、鉄道などの橋脚、ビルの柱)などの位置検査、腐食検査など
・プラントにおいて断熱材などで覆われた鉄筋配管などの腐食評価
関連情報
・外国出願特許あり

当日配布資料(0.5MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
3
電気
部分放電検出による電力機器の絶縁診断装置
11:30〜12:00
工学部電気工学科
准教授   大塚 信也

技術概要
本技術は、電力機器の絶縁診断技術として部分放電に伴う放射電磁波や弾性波を感度よく適切に検出し、絶縁異常の評価や放電位置(絶縁異常原因)を明らかにする手法や装置を提案する。
従来技術・競合技術との比較
部分放電に伴う電磁波や弾性波を検出することはこれまでに行われているが、本技術の特徴は、それら信号を感度よく適切に検出するための、センサ取り付け位置や周波数帯域の選定、モード特性を利用している点である。
技術の特徴
・部分放電信号に起因する電磁波ならびに弾性波を用いて絶縁診断を行う
・弾性波を検出するセンサの取り付け位置と周波数帯域の設定
・電磁波伝搬モード特性を考慮した測定・診断技術
想定される用途
・電力機器の絶縁診断
・高経年機器の絶縁異常評価
お問い合わせはこちら

閉じる
 
4
メカトロ
極限環境をのりきるインテリジェント・スーツ
13:20〜13:50
工学部機械知能工学科
教授   田川 善彦
http://www.kyutech.ac.jp/top/tobata/machanical/control/index.html
技術概要
生体への電気刺激による筋骨格系の廃用性萎縮に効果的な手法の提案と刺激装置携帯スーツの開発を行った。長期の宇宙滞在や臥床など極限環境下にあるヒトの自家筋駆動による廃用対策、刺激モード変換による運動機能障害者の運動支援、能動的筋力強化に寄与する。
従来技術・競合技術との比較
競合技術として他動的な運動支援機器あるいはスーツがあるが、我々の技術は,電気刺激によってヒトの自家筋自体を運動抵抗や運動障害者の駆動力として活用できる点が特徴である。またスポーツ選手の効果的な筋力強化に応用可能である。
技術の特徴
・電気刺激による自家筋利用
・VRトレーニング
・ユビキタス
想定される用途
・宇宙飛行士・長期臥床者の廃用性萎縮対策
・運動機能障害者の運動支援
・スポーツ選手の筋力強化

当日配布資料(2.1MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
5
エネルギー
色素増感太陽電池用フッ素ドープ酸化スズ透明導電膜
13:50〜14:20
工学部電気工学科
准教授   白土 竜一

技術概要
太陽電池には光を通す透明な電極が必要です。その電極には、In、Sn、Znの金属酸化物が用いられます。このうち、酸化スズ透明導電膜に対して、抵抗と透過率、さらに表面の結晶形態、膜中のフッ素、塩素濃度の制御技術、それら基板と酸化チタンの界面を検討し、色素増感太陽電池の最適化を試みました。
従来技術・競合技術との比較
従来の透明導電膜は、低抵抗・高透過率を持つITOが主であったが、Inの枯渇問題もあり、代替物が必要であった。特に太陽電池は、低コスト化が必要であり、酸化スズは、より低抵抗化が実現すれば最も適した材料だと思われる。
技術の特徴
・酸化スズ膜における結晶の制御
・酸化スズ膜における不純物の制御
・酸化スズ膜と酸化チタン界面の制御
想定される用途
・太陽電池
・光触媒
関連情報
・外国出願特許あり

当日配布資料(1.3MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
6
エネルギー
ナノ粒子を利用したハイブリッドエネルギー変換素子
14:20〜14:50
大学院生命体工学研究科生体機能専攻
教授   早瀬 修二
http://www.life.kyutech.ac.jp/~hayase/
技術概要
チタニアに代表される半導体ナノ粒子を用いて、性能を向上させたハイブリッドエネルギー変換素子について説明する。具体的には、色素増感太陽電池、エタノール燃料電池、発光素子について、説明する。
従来技術・競合技術との比較
ナノ粒子を使わない場合に比較し、性能の大きな向上が見られた。
技術の特徴
・色素増感太陽電池:立体電極を持つ太陽電池
・エタノール燃料電池:ナノ粒子を使うことにより、性能向上
・電気化学発光素子:ナノ粒子中で発光させることにより、性能向上
想定される用途
・色素増感太陽電池:太陽電池
・エタノール燃料電池:燃料電池
・電気化学発光素子:平面発光素子

当日配布資料(3.5MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
7
材料
金属薄板に対する精密分離および穴あけ方法の開発
15:30〜16:00
工学部物質工学科
准教授   廣田 健治
http://www.matsc.kyutech.ac.jp/labo/labo12.html
技術概要
金属薄板の輪郭分離や微細穴あけにおいて、プレス成形加工に補助的に電気化学的な溶解を組み合わせることで、平滑でゆがみの少ない精密な切断面を提供する方法を考案し、板厚0.1mmの銅合金材に対してその効果を確認した。
従来技術・競合技術との比較
プレスせん断加工では破断面やバリが生じ、エッチング加工ではサイドエッチ現象によって切断面のゆがみが大きくなる。本工法によれば、両工法よりも高精度な切断面を、両工法を単独で用いるよりも簡便に実現することができる。
技術の特徴
・バリや破断面のない良好な切断面を与えることができる。
・テーパや段状など直角以外の切断面を与えることができる。
・プレス成形工程では型のはめ合いを要しないため、せん断加工に比べて金型製作が容易。
想定される用途
・平滑な切断面が要求される微細プレス部品。
・バリの発生や脱落が問題となる微細プレス部品。
・微細な丸穴やスリット穴の加工、テーパ穴の加工など。

当日配布資料(1.4MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
8
材料
高密度ラジカルを用いた銅材料の表面改質技術
16:00〜16:30
工学部電気工学科
准教授   和泉 亮
http://izumilab.ele.kyutech.ac.jp/
技術概要
アンモニアや水素の活性分解種を用いた銅材料(LSIや実装などの銅配線、リードフレーム、銅ナノ粒子)に対する表面洗浄や表面保護層の形成を行う新規表面改質技術を提案しております。
従来技術・競合技術との比較
薬液を使わないため地球環境負荷の少ないプロセスです。プラズマを使用しないため、原料の利用効率も高く、基板等へのダメージの低減ができます。また、装置構成がシンプルとなり、装置価格の低減ができます。
技術の特徴
・低温で銅表面の酸化物および炭素系汚染物の除去が可能
・マイルドな洗浄からハードの洗浄までラジカル量の制御が可能
・シンプルな装置構成、安価な装置価格
想定される用途
・LSI配線の洗浄
・実装用配線の形成
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

当日配布資料(2.9MB)
お問い合わせはこちら

閉じる
 
9
材料
新規な紐状炭素の製造方法
16:30〜17:00
工学部物質工学科
准教授   坪田 敏樹
http://www.che.kyutech.ac.jp/chem25/chem25.html
技術概要
メタンを含むガスを原料として、阿蘇黄土を触媒として、800℃以上の雰囲気中で化学的気相成長法により安価に紐状炭素を製造する方法
従来技術・競合技術との比較
阿蘇黄土を炭素材料の合成のためにCVDの触媒として利用した例はない。非常に安価に磁石に引き付けられる炭素との複合材料を合成できる。
技術の特徴
・非常に安価である。
・下水処理施設から発生するメタンガスを有効利用
・磁石に引き付けられる炭素との複合材料が安価に合成
想定される用途
・電磁波シールド用の充填材
・賦活処理により磁石で回収できる吸着剤
・下水処理場からの排出二酸化炭素の削減
関連情報
・条件により試作可能
・外国出願特許あり

当日配布資料(0.5MB)
お問い合わせはこちら

閉じる

連携・ライセンスについて
九州工業大学 産学連携推進センター知的財産部門
tel : 093-884-3499   fax : 093-884-3531   mail chizai@jimu.kyutech.ac.jp