長岡技術科学大学 新技術説明会
 
1
カオス・フラクタル感性情報工学(感性計測からロボット制御まで)
13:40〜14:10
電気系 
教授    中川 匡弘
http://pelican.nagaokaut.ac.jp
技術概要
脳波や大脳皮質のヘモグロビン濃度のカオス・フラクタル性を計測することによりヒトの感性を計測し,さらに,ロボット制御技術への応用について述べる.
従来技術・競合技術との比較
従来の感性スペクトル解析手法よりも高精度で且つノイズの影響も受け難い新しい感性計測手法を提案する.具体的には,従来技術では喜怒哀楽の認識率が高々50%程度であったのに対し,新技術では80〜90%以上の認識率を実現している.
技術の特徴
・生体信号のカオス・フラクタル解析
・普遍性の高い解析手法
・感情や高次感性を計測可能
想定される用途
・感性を付加価値とした製品開発
・脳直結型制御技術
・医用・福祉技術

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2
静電噴霧法による燃料電池用膜電極接合体の作製
14:10〜14:40
物質・材料系
教授    梅田 実
http://www.chem.nagaokaut.ac.jp/acl/
技術概要
静電噴霧法を,燃料電池用電極触媒層の形成に用いた。固体高分子電解質膜との接着性に優れ,後処理工程も不要の上,電極反応活性も向上することが明らかになった。さらに,触媒層の形成が,容易にパターニング化され,燃料電池ユニットの積層化まで含めた集積化が可能になる。
従来技術・競合技術との比較
従来法による製造は,触媒層の塗工とホットプレスによるが,本法は静電噴霧だけの工程である。塗工ムラや塗り残しマスクに付着などのロスがなく,効率的である。また,この塗工工程を経ることで,触媒性能が向上することも見いだされた。
技術の特徴
・接着力に優れた塗膜の形成
・触媒の活性向上
・効率の良い塗工
想定される用途
・燃料電池(固体高分子形燃料電池,固体酸化物形燃料電池)
・膜電極接合体(電気分解用)

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3
液晶分子配向の2次元光波制御と偏光制御回折格子への応用展開
14:40〜15:10
電気系 
教授    小野 浩司
http://optik.nagaokaut.ac.jp
技術概要
光架橋機能を有する光反応性高分子液晶を用いた熱安定的な液晶分子配向状態の光波制御技術が確立された。この技術を用いて、光学異方性の空間分布を高度に制御することが可能となり、回折と同時に偏光を制御する光学素子や電界によって回折特性を制御できる複雑な構造を有する回折格子液晶セルが実現された。
従来技術・競合技術との比較
本技術の応用として、@高度な複合機能を有する光学素子・フィルム、A複合機能を有する液晶セル型光学素子、が考えられる。液晶分子の光配向技術は数多く検討されているが、@高い熱的安定性、A可視領域での高い透明性、B低分子液晶配向膜とて用いた時の強いアンカリング、などは他に類を見ない。
技術の特徴
・光波制御(偏光・露光量)によって高度に空間的制御された液晶分子配向構造の形成
・低分子液晶配向膜としても応用可能(他の光配向膜に比べて強いアンカリング)
・可視領域での吸収はなく高い透明性を有しており、そのまま機能フィルム・デバイスに応用可
想定される用途
・偏光制御回折格子
・偏光制御液晶セル
・偏光多重光記録

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4
超硬金型ラップ・マグネ超深絞り・最適生産管理
15:20〜15:50
機械系 
教授    田辺 郁男
技術概要
超硬金型ラップでは,新ラップ工具を用いた自動ラッピング加工技術を開発し,迅速な鏡面加工を可能にした.マグネ超深絞りでは,パンチ直接冷却と金型誘導加熱で,実加工条件におけるDR値を4.0まで上げる加工装置を開発した.最適生産管理では,品質工学をベースに生産性を熟慮した生産管理計算のアルゴリズムとソフトウエアーを開発した.
従来技術・競合技術との比較
超硬金型ラップでは,従来にない,まったく新しいコンセプトで,難削材の鏡面加工技術を提案できた.マグネ超深絞りでは,従来の最大DR値3.0を4.0まで上げ,30%強の深い製品加工を可能にした.最適生産管理のソフトウエアーは設計段階でVEST条件を推定できる全くあたらしいものである.以上の3特許とも,従来技術とはかけ離れた発想・コンセプトであり,比なるものはない.
技術の特徴
・超硬金型ラップ→HRA95程度の超硬を最大高さRz=0.1まできわめて安価・容易に加工できる.
・マグネ超深絞り→高強度・軽量で,しかも複雑形状のマグネ製品の加工が可能である.
・最適生産管理→設計段階で高精度な最適パラメータ設定を迅速に行うことができる.
想定される用途
・超硬金型ラップ→製品寿命の短い製品金型の迅速・高付加価値加工.
・マグネ超深絞り→製品の高付加価値化・省スペース化・軽量化の同時遂行を可能にする.
・最適生産管理→設計,加工等のものづくりのあらゆる領域での利用が可能.

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5
超音波を用いた新規な非破壊・非接触モニタリング手法
15:50〜16:20
機械系 
准教授    井原 郁夫
http://mcweb.nagaokaut.ac.jp/~ihara/
技術概要
超音波の特徴を生かした二つの新しいモニタリング手法を紹介する。(1)空気超音波パルスを用いた表面粗さの非接触評価 (2)超音波パルスエコー法による物体内部の温度プロファイルの評価
従来技術・競合技術との比較
(1)触針法、光学法にはない特徴を有しており、それらを補う第3番目の表面粗さ評価手法として期待される。 (2)熱電対法、赤外線法とは全く異なる温度計測法で、物体内部の温度分布をリアルタイムで評価できる。
技術の特徴
・(1)−1 数ミクロンから数百ミクロン程度の表面凹凸を非接触で評価できる。
・(1)−2 表面凹凸の縦情報だけでなく横情報も定量的に評価できる。
・(2)−1 物体内部の温度分布を高い時間分解能で計測できる。
想定される用途
・(1)−1 液体や軟質表面の表面凹凸の評価および加工中の材料粗面のモニタリング。
・(2)−1 物体内部の温度分布および内壁面の温度の計測。
・(2)−2 各種高温加工プロセスの温度モニタリング。

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6
スルホン化天然ゴム共重合体
16:20〜16:50
物質・材料系 
准教授    河原 成元
http://www.chem.nagaokaut.ac.jp/organic/
技術概要
天然ゴムにフェニル基を有するモノマーをグラフト共重合してからスルホン化することにより親水性部位と親油性部位を有する機能性ポリマーを合成し、水中でのエステル化反応の酸触媒として応用した。
従来技術・競合技術との比較
多くの有機反応は、均一触媒存在下、有機溶媒中で行われる。この反応に用いられる触媒や溶媒は、反応後に廃棄物となるため、環境を汚染することが問題視されており、無毒無害の水を用い、触媒を不均一触媒にして反応混合物から分離する触媒を開発する必要がある。
技術の特徴
・ゼロエミッションの基質としてゴムの樹から産出される天然ゴムに着眼した。
・尿素を用いて脱蛋白質化した天然ゴムにスチレン誘導体をグラフト共重合してからスルホン化した。
・スルホン化天然ゴムを酸触媒としてカルボン酸とアルコールの水中エステル化反応が可能になった。
想定される用途
・水中エステル化反応
・両親媒性ポリマーとしての用途
・吸水性ポリマーとしての用途

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7
炭素繊維を利用した電子源・X線源
16:50〜17:20
物質・材料系 
教授    斎藤 秀俊
http://hts.nagaokaut.ac.jp
技術概要
炭素繊維の表面に導電性セラミックスを成長させた従来にない冷陰極から、効率よく電子を得るための素子。さらにその素子を利用してX線を発生させる簡便な素子を開発した。開発したX線源を利用して、明確なX線写真をとることができる。
従来技術・競合技術との比較
電子源としては、熱陰極が蛍光灯、ブラウン管、X線管で使用されている。それらは、電子源を高温に加熱しないと電子が放出されなかったのに対し、今回の技術では陰極を過熱しなくても電子が放出される。さらに、その電子放出を利用したX線管は、冷却の必要のないタイプだ。
技術の特徴
・加熱しないで電子放出を得ることができる
・加熱しないでX線放出を得ることができる
・大きな面積の陰極となりうる
想定される用途
・平面蛍光灯
・平面X線源
・冷却の必要のないX線源

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情報交換会
17:30〜18:30
発明者を始め、長岡技術科学大学の産学官・地域連携/知的財産本部のコーディネータ、スタッフの面々が多数参加いたします。この機会に長岡技術科学大学との交流を深めていただきたいと思いますのでお気軽にご参加ください。
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国立大学法人長岡技術科学大学  長岡技術科学大学 総務部 産学・地域連携課    tel : 0258-47-9275
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