岡山大学 新技術説明会
 
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エネルギー
イオンセンサを用いた内燃機関の燃焼状態の検出装置
10:20〜10:50
大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻
講師   吉山 定見
powerlab.mech.okayama-u.ac.jp
技術概要
内燃機関においてシリンダ内の燃焼状態を検出したいというニーズがある.本発明では,既存シリンダヘッドガスケット内にイオンセンサを内蔵させ,シリンダ内の任意の位置に測定部を配置する手段を考案した.
従来技術・競合技術との比較
従来,点火プラグをイオンセンサとする燃焼センサが実用化されている.また,シリンダヘッドガスケットのボア周りに電極を配置するガスケット型イオンセンサが考案されている.本発明では,シリンダ内の任意の位置に電極を配置できる構造を提案している.
技術の特徴
・イオンセンサを任意の位置に配置できる構造を持ったガスケット型イオンセンサ
・低コストで実用機関の燃焼状態を検出できるセンサ
・従来のイオンセンサの評価システムに利用可能
想定される用途
・内燃機関の燃焼状態を検出するための計測ツール
・実用機関搭載型のイオンセンサシステム(点火コイル型,ガスケット型など)の評価,他の燃焼センサの評価試験に利用可能
・火災報知機の火炎検出センサ

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2
エネルギー
キャパシタ用電解液 〜静電容量を2倍以上向上させる方法〜
10:50〜11:20
大学院自然科学研究科 機能材料化学専攻
准教授   武藤 明徳
http://blog.goo.ne.jp/mutoaknr
技術概要
1)非水系有機電解液に比較的容易な方法で,酸化還元反応可能な金属イオンを「高濃度」に溶解させる方法. 2)水系電解質を疎水的な炭素細孔深部にまで迅速に浸透させる方法で電気二重層の面積を増加させることができる.
従来技術・競合技術との比較
キャパシタの静電容量の向上には,電解質イオンの大きさに適した炭素細孔の制御および電解質の浸透を促進させるための細孔表面の化学修飾の開発が多い.しかし,実用化するには,技術面および経費面で解決すべき課題がまだ多い.本発明は,従来の電解質に汎用試薬を添加するだけで静電容量を2倍程度に向上させることができる.
技術の特徴
・金属イオンを非水有機溶媒に高濃度で溶解させる技術
・水系電解質を炭素細孔内部に浸透させる技術
想定される用途
・キャパシタの電解液として静電容量の向上に期待できる.
・非水溶媒系有機合成反応の新しい系の創生に利用できる可能性がある.

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3
エネルギー
自己診断機能付きガスセンサ
11:20〜11:50
大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻
教授   塚田 啓二
http://www.sense.elec.okayama-u.ac.jp
技術概要
従来のセンサにはない自己診断機能を備えた,プロトンポンピングゲート構造のFET型ガスセンサを新しく開発した。この機能によりセンサ出力の変動や低選択性により起こる誤検知を大幅に改善することができた。
従来技術・競合技術との比較
従来のガスセンサは他のガスにも応答する低選択性の問題や,長期使用においてセンサ出力のドリフトの問題があった。本センサでは選択性の向上とともに,真の水素応答なのかを診断する機能を初めて実現した。
技術の特徴
・目的ガス応答をしているか判定できる自己診断機能
・他のガスに対する高選択性
・マイクロセンサ
想定される用途
・水素ガス製造装置の保安装置
・燃料電池自動車用ガス漏れ検知
・水素ステーション用保安装置

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4
材料
部材背面および接合部界面損傷のオンライン/オンチップ・モニタリング
13:10〜13:40
大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻
教授   多田 直哉
http://solid.mech.okayama-u.acjp
技術概要
第一の技術は,単一の材料で構成される一般導電性部材の背面に存在する割れの位置や方向,大きさを非破壊的に評価する手法および装置に関するものである.第二の技術は,はんだ接合部等の各種微小接合部界面に発生する割れを非破壊的に評価する手法および装置に関するものである.
従来技術・競合技術との比較
部材背面にある割れ(第一の技術)に関しては,これまで,割れの位置と方向,大きさを同時に非破壊評価する手法が無かった.接合部界面の割れ(第二の技術)に関しては,温度変化の影響を除去して割れの大きさを定量的に評価する手法が無かった.
技術の特徴
・背面に存在する割れの位置や方向,大きさのすべてを定量評価できる点(第一の技術).
・温度変化の影響を除去して,接合部の割れを正確に評価できる点(第二の技術)
・電子パッケージの信頼性評価装置やオンチップ・モニタリングへ適用できる点(第二の技術).
想定される用途
・プラント配管における割れや減肉のオンライン・モニタリング(第一の技術)
・電子パッケージのオンチップ・モニタリング(第二の技術)
・溶接部等の各種接合部における非破壊的損傷,強度評価(第二の技術)

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5
材料
高温真空断熱を可能にするセラミックス超塑性発泡法
13:40〜14:10
大学院自然科学研究科 機能分子化学専攻
教授   岸本 昭

技術概要
超塑性を利用してセラミックス焼結体中に緻密な気孔壁からなる閉気孔を高い気孔率で存在させたセラミックス固相発泡体とその製造方法。製造中に気化した発泡剤が降温に伴い固化することで内部は減圧となり優れた断熱性を示す。
従来技術・競合技術との比較
これまでのセラミックス多孔体は不完全焼結により、作製されるため、高い気孔率と良好な機械的信頼性を両立させることはできなかった。本発明は完全焼結体を固相のまま多孔化するため信頼性を保ったまま気孔率を向上させることができる。緻密な気孔壁を利用した真空断熱や閉気孔の形状・位置の制御も可能である。
技術の特徴
・大気雰囲気で焼結温度付近で焼成することにより真空断熱材を作製可能
・高い気孔率と機械的信頼性を両立
・形状・位置を制御した閉気孔を簡単なプロセスで作製可能
想定される用途
・気密性、信頼性を要する高温断熱材
・溶融塩などの高温流路の簡易形成

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6
バイオ・医療
シロアリの卵認識フェロモンを用いた駆除技術
14:10〜14:40
大学院環境学研究科 昆虫生態学研究室
助教   松浦 健二
http://www.agr.okayama-u.ac.jp/LIPM/
技術概要
シロアリは木材中に営巣するため殺虫剤を導入し難く、最も駆除が困難な害虫である。シロアリの働蟻が卵を育室に運搬して保護する行動を利用し、擬似卵に殺虫剤を含ませて巣内に運搬させる技術を開発。
従来技術・競合技術との比較
従来のシロアリ駆除技術は、巣の外部から溶液または燻蒸により薬剤を浸透させるものであるが、木材中のコロニー全体に薬剤を行き渡らせることが困難であった。本技術ではシロアリが自ら巣の中枢部へ殺虫剤を運搬するため、微量の薬剤できわめて効果的にコロニーの中枢を破壊できる。
技術の特徴
・微量の薬剤できわめて効果的にコロニーの中枢を破壊でき、残存個体による二次被害もない。
・シロアリ自らに殺虫剤を生殖中枢へと運搬させるため、駆除コストも大幅に削減できる。
・環境、健康への影響がほとんどない。
想定される用途
・シロアリの駆除
・アリの駆除
・木材保存

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7
バイオ・医療
多成分蛍光標識した化合物ライブラリーと2次元蛍光スペクトル解析法を用いた高効率薬剤探索法
14:50〜15:20
大学院自然科学研究科 機能分子化学専攻
教授   宍戸 昌彦
http://www.biotech.okayama-u.ac.jp/field9.html
技術概要
多種類の蛍光基で標識された化合物ライブラリーと、標的となる蛋白質や細胞とを混合し、後者と強く結合する成分を迅速に見出す方法である。そのために必要な多種類の蛍光性アミノ酸キット、および2次元蛍光スペクトル解析法が発明された。
従来技術・競合技術との比較
現在化合物ライブラリーから薬剤を探索するには、薬剤候補化合物をビーズ上や基板上につけた形でスクリーニングしていることが多い。本方法は、生理条件に近い溶液中で10の10乗種類以上の候補化合物から、1種類または数種類の候補化合物を選択する方法である。溶液中で選択を行うので、選択された分子は必ず薬剤として機能することが保障されている。またスクリーニングが非常に迅速に行えるので、患者の細胞ごとにスクリーニングを行う、テーラーメード医療が可能になる。
技術の特徴
・多成分蛍光標識
・ペプチドライブラリー
・2次元蛍光スペクトル
想定される用途
・薬剤探索
・標的薬剤
・テーラーメード薬剤

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8
バイオ・医療
抗がん・抗炎症剤を指向した低脂溶性レキシノイド
15:20〜15:50
大学院医歯薬学総合研究科 創薬生命科学専攻
助教   加来田 博貴
http://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/sekkei/index.html
技術概要
レキシノイドとは、核内に存在するレチノイドX受容体(RXR)に対し作用を示す化合物群の総称で、抗タモキシフェン耐性乳がん、育毛作用などが報告されています。本技術では、低脂溶性でかつ作用部位限定のレキシノイドを開発しました。
従来技術・競合技術との比較
既存のレキシノイドは、いずれも高脂溶性でかつ作用部位への選択性が低いものでした。そのため、脂肪組織への蓄積性等に起因した副作用が心配されています。本発明は、既存のレチノイド化合物より低脂肪性でかつ作用部位が限定された高活性なレキシノイド活性を有する化合物の提供を可能にしました。
技術の特徴
・既知のRXR作動物質に比べ脂溶性が低減しています
・3つあるRXRのサブタイプのうちRXRαとRXRβに対し効果を発揮します(世界初のRXRα/β選択的作動物質)
・安価な原料から合成可能です
想定される用途
・抗がん剤(タモキシフェン耐性乳がん、タキソール耐性肺がんなど)、抗炎症剤、育毛剤
・薬効増強剤(RXRと二量体を形成して機能する他の核内受容体作動剤との併用において、その作用を増強する)
・生化学用試薬

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バイオ・医療
早期胃癌の内視鏡診断における新色素の開発
15:50〜16:20
岡山大学病院 光学医療診療部
助教   河原 祥朗

技術概要
早期胃癌に対する内視鏡診断法として新たな色素内視鏡法を開発した。この色素法を用いる事で従来の方法に比べ病変が明瞭に描出される。そのため内視鏡治療前の範囲診断や小病変の早期での検出に効果が期待できる。
従来技術・競合技術との比較
通常の内視鏡観察、従来のインジゴカルミンなどを用いた色素内視鏡検査に比べて正診率が格段に向上している。また特殊な機器を必要としないため、安価で簡便な方法として現在普及しつつある特殊光内視鏡などよりも優位と思われる。
技術の特徴
・明瞭に胃癌が描出される色素
・安全かつ簡便な内視鏡診断法
・安価で特殊な機器を必要としない。(経鼻内視鏡などにも応用可能)
想定される用途
・早期胃癌の内視鏡検診への応用
・早期胃癌の術前精査への応用

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連携・ライセンスについて
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tel : 086-251-8465   fax : 086-251-8467   mail center@crc.okayama-u.ac.jp