首都圏北部四大学発 新技術説明会
 
801
医薬
微生物由来化合物をシードとした新規肥満・糖尿病治療薬の開発 
2月28日(木)10:30〜11:00
群馬大学 生体調節研究所 遺伝子情報分野 
准教授    久保原 禅
http://imcr.showa.gunma-u.ac.jp/laboratorty/molgen.htm
技術概要
私たちは、土壌微生物由来の化合物が哺乳類培養細胞の糖代謝を促進することを発見した。本件は、その発見に基づき、細胞の糖代謝を促進し、さらには、肥満や糖尿病の治療を目的に考案された薬剤であり、生命科学研究現場や医療現場での利用が期待される。また本件は、新規糖代謝促進物質の比較的簡単スクリーニング法も提供する。
従来技術・競合技術との比較
糖尿病治療薬として、インスリンが用いられるが、その投与は注射によって行われるため、患者への負担は少なくない。また、インスリンが効かないタイプの糖尿病も知られており、いくつかの症状改善薬はあるものの、決定的治療法は確立されておらず、より有効で経口投与可能な治療薬の開発が求められている。
技術の特徴
・細胞の糖代謝を促進する新規薬剤
・経口投与可能な肥満・糖尿病治療の候補薬
・糖代謝促進薬の簡便なスクリーニング法
想定される用途
・生命科学実験薬
・肥満・糖尿病治療薬
・上記薬剤のスクリーニング
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

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802
医薬
マイクロアレイの作成と測定を行う装置と創薬への応用
2月28日(木)11:00〜11:30
埼玉大学 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 
准教授    内田 秀和
http://www.phm.ees.saitama-u.ac.jp/
技術概要
創薬や生化学分析などにおいて重要な、膨大な種類の検体を短時間で検査できる機器として、単一の装置によってマイクロアレイの作成と分子機能発現の測定を一貫して実行できる技術を開発した。
従来技術・競合技術との比較
従来法では複数の装置を連携させてプロセスを構成しているため、プロセス全体として極限性能を引き出すのが難しいが、本技術は高性能なシステムを低コストで構成できる。
技術の特徴
・低コストでシステムを構成できる。
・柔軟性が高く、検査の規模やプロセスにあわせてカスタマイズできる。
・蛍光だけでなく、電気化学測定を組み合わせるなどの拡張が容易である。
想定される用途
・創薬などへの応用(分子機能解析、分子探索、分子進化など)
・検査・診断など医療分野への応用(生化学分析、遺伝子治療など)
・環境汚染物質の管理など環境分野への応用(有害物質の網羅的検査など)

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803
バイオ
紅色細菌の緑色変異株を用いる重金属検出バイオセンサー
2月28日(木)11:30〜12:00
宇都宮大学 農学部 生物生産科学科 
准教授   前田 勇
http://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/hpj/deptj/chemj/jmicrobio/jmicrobio.html
技術概要
カロテノイド合成を触媒するCrtIの遺伝子が、重金属誘導性プロモーターの作動下で発現するよう改変した組換え紅色細菌をセンサー素子として用いる。被検物質との共培養時に細菌の色が緑から紅色に変化することで被検物質に重金属イオンが存在すると判別する。
従来技術・競合技術との比較
嫌気条件で色変化が生じるためセンサー菌体と被検物質の共培養時に容器を密封でき菌の拡散が防げる。多くの生細胞センサーでは溶存酸素が必要である。従来の重金属簡易検出系と比較し安全性に優れ、生物活性を指標とした水質評価が可能である。
技術の特徴
・毒劇物を用いずにヒ素や鉛、カドミウム等の重金属イオンを簡易検出できる
・低コストであり、かつ小型化が可能
・目視による判別が可能
想定される用途
・農業用水や井戸水の簡易水質検査
・環境浄化システムの浄化能の確認
・環境サンプル中の重金属の簡易検出
関連情報
・サンプルの提供可能

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804
バイオ
セルローズとキトサンの両基質を分解する酵素の開発とその特性
2月28日(木)13:20〜13:50
茨城大学
名誉教授   正木 武治

技術概要
リシルエンドペプチダーゼ高生産菌Lysobacter sp.から単離した酵素が、キトサンよりもセルローズに対して高い分解活性を示す新しい2機能性酵素であることを見出し、本酵素(Cel8Aと命名)の特性とその遺伝子の塩基配列を明らかにした。
従来技術・競合技術との比較
キトサンよりもセルローズに高い活性を示す酵素は、これまでにMyxobacter AL-1株からのみ見出されている(1974年)が、その詳細は報告されていない。従って、このような酵素の特性を明らかにすることは、セルローズおよびキトサンへの本酵素の有効利用が期待できる。
技術の特徴
・セルラーゼ活性の約40%のキトサナーゼ活性を有する新規な2機能性酵素(Cel8A)である。
・このCel8Aをコードする遺伝子の全塩基配列を始めて決定した。
想定される用途
・植物・カビなどのプロトプラスト調製用酵素
・有害微生物の生育阻害活性をもつキトサンオリゴマー調製用酵素

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805
バイオ
特定遺伝子のコントロールや、簡便な検出を可能とする人工DNA
2月28日(木)13:50〜14:20
群馬大学 大学院工学研究科 応用化学・生物化学専攻 
教授    篠塚 和夫
http://www.chem.gunma-u.ac.jp/~kb2/
技術概要
細胞中でメッセンジャーRNAに配列特異的に強く結合し、その蛋白質への翻訳を阻害する人工DNA分子。及び相補的な遺伝子断片が存在するとこれと結合して蛍光を発し、かつ標的中の一塩基の違いも認識する人工蛍光性DNA分子
従来技術・競合技術との比較
前者は、従来良く用いられてきた所謂「S-オリゴ」に比べ、低い細胞毒性と高い二重鎖形成能と配列特異性により、強力な遺伝子抑制効果を発揮する。また、後者は従来の類似した人工DNAに比べ遥かに合成が容易で、かつ水溶液中での単純な混合により標的遺伝子中の一塩基変異の検出の迅速な検出を可能とする。
技術の特徴
・低毒性・高活性な遺伝子機能阻害。
・溶液中での簡便な遺伝子検出・遺伝子診断
・蛍光剤そのものは核酸以外にも適用可能
・化学合成が容易
想定される用途
・機能不明な新遺伝子の機能解析。
・特定遺伝子の発現制御(医薬品)
・遺伝子診断用プローブ(診断薬)
関連情報
・サンプルの提供可能

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806
材料
超臨界二酸化炭素を熱媒として用いた有機化合物の新規合成法
2月28日(木)14:20〜14:50
宇都宮大学 工学部 応用化学科 
助教    伊藤 智志
http://www.chem.utsunomiya-u.ac.jp/lab/yuuki2/
技術概要
有機反応には加熱するだけで進行するものが多く知られている。しかし多くの場合、高沸点の有機溶媒が必要不可欠であり、その除去には大きな手間がかかった。また、有機溶媒由来の不純物の混入や副反応の進行も無視できないものがあった。いくつかの化合物群について、本技術を用いることにより合成の効率化に成功した。
従来技術・競合技術との比較
従来の熱反応は高沸点溶媒を用いるため、経済的にも問題がある上に廃溶媒による環境への悪影響も懸念される。また無溶媒(不活性ガス下)での熱反応では熱が内部まで十分に伝わらず、実験室レベルではともかくバルクスケールでの反応では完全に熱反応を進行させることが難しかった。本技術ではこれら従来法の問題点を解決している。
技術の特徴
・熱反応の効率が格段に上昇。
・不純物の混入量や副生成物の生成量が格段に減少。
・有機溶媒を用いない環境にやさしい反応法。
想定される用途
・化合物の純度が求められる有機機能材料の合成
・同様に製薬・農薬・食品などのライフサイエンス関連物質の合成。
・酸素に対して非常にセンシティブな新規化合物の合成。
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

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807
材料
亜鉛センサー用新規HBI系蛍光試薬の開発
2月28日(木)15:00〜15:30
茨城大学 理学部 自然機能科学 
教授    藤井 有起

技術概要
生体微量金属である亜鉛(II)イオンと結合し、発光するHBI系蛍光試薬を新規に合成した。この試薬は亜鉛(II)に対してのみ発光し、他の生体金属では無変化または消光する。発光に伴う波長シフトが大きいので、Ratio法による亜鉛(II)の定量が可能である。
従来技術・競合技術との比較
HBI系試薬は発光に伴う波長シフトが大きいので、Ratio法によるZn(II)の定量が可能である。発光強度比が10倍以上あり、従来の試薬と遜色ない。合成が容易で、かつ、熱安定性に優れ、光安定性にも優れている。
技術の特徴
・亜鉛(II)に対して選択的に発光する。
・亜鉛(II)を選択的に検出できる。
・亜鉛(II)をRatio法により定量できる。
想定される用途
・生体亜鉛(II)のイメージング試薬
・生体亜鉛(II)・環境中の微量亜鉛(II)の定量分析試薬
関連情報
・サンプルの提供可能

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808
材料
非晶質シリコン系薄膜の短時間結晶化と期待される用途
2月28日(木)15:30〜16:00
埼玉大学 大学院理工学研究科 機能材料工学専攻 
准教授    白井 肇

技術概要
ガラス基板上の非晶質シリコン、酸化物薄膜の大気圧プラズマアニールによる短時間結晶化技術、脱水素化技術および薄膜トランジスター(TFT)素子作製技術への応用
従来技術・競合技術との比較
従来のレーザー結晶化Si膜に比較して結晶化に要する時間が数ミリ秒と長く、結晶粒径は10nm程度と小さいものの、P、B不純物元素の活性化も可能である。安価な非晶質シリコン薄膜、酸化物薄膜の短時間結晶化技術
技術の特徴
・従来のレーザー結晶化に比較して、簡単な装置構成で非晶質シリコン、酸化物薄膜の短時間結晶化が可能
想定される用途
・液晶、有機EL素子駆動用TFT素子、太陽電池材料
関連情報
・サンプルの提供可能

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809
材料
ケイ素の特性を利用した新規色素増感太陽電池の設計
2月28日(木)16:00〜16:30
群馬大学 大学院工学研究科 応用化学・生物化学専攻 
教授    海野 雅史
http://www.chem.gunma-u.ac.jp/~mr3
技術概要
これまでに例のない、含ケイ素色素を合成し、さらに、酸化チタンへの結合部位をシラノールとすることで、色素増感太陽電池の1)高効率化、2)耐久性の向上、3)製造コストの低減、を同時に達成し、高効率・高耐久性色素増感太陽電池を実現する。
従来技術・競合技術との比較
色素増感太陽電池はまだ実用化まで達していないが、単結晶シリコン系の太陽電池と比較し、効率では劣るものの、耐久性並びに製造コストにおいて優れており、新たな市場を形成する可能性がある。これまでに含ケイ素色素並びにシラノールを含む色素は検討されておらず、従来、競合技術とは一線を画する。
技術の特徴
・含ケイ素色素の高い吸光度
・シラノールによる、酸化チタンとの高い結合力
・高真空または高温プロセスを必要としない製造コストの低減
想定される用途
・新規太陽電池デバイス

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810
材料
生分解性と蛍光性をもつ光触媒ナノ粒子の開発と応用
2月28日(木)16:30〜17:00
宇都宮大学 工学部 応用化学科 
准教授     大庭 亨
http://www.chem.utsunomiya-u.ac.jp/lab/yuuki2/
技術概要
生分解性の期待できる天然由来の原料(植物色素、ペプチド、コレステロールなど)を用いて、簡便に光増感剤ナノ粒子を調整する手法を開発した(特許出願中)。このナノ粒子は蛍光を発する上に、光照射によって活性酸素を効率よく発生させるので、光殺菌剤や光治療用増感剤、蛍光プローブなどとしての発展を期待できる。
従来技術・競合技術との比較
酸化チタンや化学的殺菌剤・酸化剤等の使用が望ましくないニッチ、あるいは地産地消的・自給自足的な殺菌や不要物分解などがコスト的に望ましいニッチに適している。本法では雑草も資源にできる。
技術の特徴
・天然物由来の原料を用いて簡便に調整できること
・生分解による無害化を期待できること
・可視光・近赤外光を利用できること
想定される用途
・光殺菌剤
・光治療用増感剤
・蛍光プローブ

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情報交換会(会費:1,000円)
2月28日(木)17:15〜18.30

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901
エネルギー
バイオマス廃棄物の直接太陽光分解浄化と同時発電デバイス
2月29日(金)10:30〜11:00
茨城大学 
特任教授    金子 正夫

技術概要
バイオマスやバイオマス廃棄物をそのままあるいは水中のスラリー状態にするだけで,太陽光分解浄化と同時発電が可能なバイオ光化学電池を創製し,そのためのセル形状や利用方法を明らかにした.
従来技術・競合技術との比較
すでに昨年国際特許出願し,JSTの援助で各国移行を行った原理特許である”光物理化学電池”を実用化するために,必要なセルの形状やその利用方法を出願したもので,他に競合する技術はない.
技術の特徴
・1)超多孔質半導体薄膜を光アノード,酸素還元対極をカソードとすることにより,著しく高い活性を半導体に付与できた.
・2)そのため,バイオマスやその廃棄物をそのまま,あるいは水中スラリー状にするだけで太陽光による直接分解を可能とした.
・3)太陽光分解浄化と同時発電を可能とし,バイオマスエネルギーを直接電力に変換出来る.
想定される用途
・1)環境汚染源の色々なバイオマス廃棄物を太陽光分解浄化し、同時に電力に変換出来る。 
・2)現在太陽紫外光のみが主に有効だが、可視光活性を高めればバイオマス廃棄物を利用して二酸化炭素排出を大幅に減少可。 
・3)これまでにない、有機化合物が誘起する光電流を利用し、色々な分析計に応用ができる。 

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902
電気電子
新規高性能ヒューズとその製造方法及び期待される用途
2月29日(金)11:00〜11:30
埼玉大学 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 
教授    小林 信一
http://www.epower.ees.saitama-u.ac.jp
技術概要
新しいヒューズは,熱伝導性の良いアルミナセラミックス基板上に銅メッキを施した後,その銅メッキ面をエッチングすることにより電流遮断点が形成されたエレメントを用いている.電流遮断点のパターンの精密・自由な設計が可能であるので,並列遮断点数,直列遮断点数を適切に選択することにより電流遮断特性が著しく向上した.
従来技術・競合技術との比較
現在広く使用されているヒューズでは,銀の薄板をプレスしてエレメントが作成されている.そのため,作成可能な電流遮断点のパターンに制限がある.それに対して,エッチドヒューズでは,薄い銅の面をエッチングしてパターンを作成するため,自由な形状のパターンを精密に形成でき最適化が可能である.
技術の特徴
・電流遮断性能が優れている(I2t値が小さい)ヒューズを作成できる.
・小型化が可能である.
・機械的強度が大きいので,耐久性が高い.
想定される用途
・インバーター等に使用される半導体の保護用
・高圧配電線
・電気鉄道
関連情報
・サンプルの提供可能

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903
電気電子
携帯機器用高性能電源回路
2月29日(金)11:30〜12:00
群馬大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻 
助教    傘 昊
http://www.el.gunma-u.ac.jp/~kobaweb/
技術概要
携帯機器は至るところに普及し、小型で高性能な電源回路が多用され、一つの電池からオンチップで、多種類の電源電圧を高効率、低ノイズで供給する高性能な電源回路が必要となる。電源回路の要素技術を開発し、携帯機器用のさまざまな電源回路の高性能化を回路技術によって実現する。
従来技術・競合技術との比較
@ノイズスペクトル拡散の手法で、小型でスイッチング電源のノイズ軽減を実現し、可変インダクターの手法で、低リップル・高速応答の技術課題を解決した。A新たなデジタルPWM回路を提案し、デジタル電源の高時間分解能を小型・低消費電力で実現する。Bスイッチ素子の新たな制御手法を考案し、チャージポンプ電源回路の高効率化を実現した。
技術の特徴
・スイッチング電源の高性能化: EMI低減化、高速応答・低リップル化
・デジタル電源の高分解能化:小回路規模、低消費電力
・チャージポンプ電源回路の高効率化:ブートストラップ・ゲート転送スイッチの提案
想定される用途
・携帯電話、
・デジタルスチルカメラ
・PDA等 携帯電子機器
関連情報
・外国出願特許あり

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904
電気電子
エネルギー制御型大気圧プラズマ源の開発
2月29日(金)13:20〜13:50
茨城大学 大学院理工学研究科 
准教授    佐藤 直幸

技術概要
大気圧プラズマ中の電子と引き出されたイオンのエネルギーが制御されたハンドヘルド型プラズマ源を開発している.プラズマ励起の電圧波形をバーストand/orパルス化することにより励起状態と試料を衝撃するイオンのエネルギーを連続的に制御できる.
従来技術・競合技術との比較
これまでは,ガス流量と励起電圧およびその周波数を変えてプラズマ状態を制御していたが,本技術では,励起波形全体を調整することで,電子とイオンのエネルギーを広範囲に制御できる.大気圧下においても,より広範囲な材質の表面処理が可能となる.
技術の特徴
・大気圧下で,電子とイオンのエネルギーを制御可能
・大気圧下で,パルス励起により絶縁物のプラズマ処理も原理的に可能
・大気圧下で,低損傷および低温の表面処理が可能
想定される用途
・紙材等の絶縁物の高速乾燥
・大気圧下における銀ナノ粒子等の溶解制御
・大気圧下におけるミクロトーム等の鋭利な刃先のナノスケール琢磨

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905
情報
自動誤り訂正能力を有するスキャン型コミュニケーション装置
2月29日(金)13:50〜14:20
宇都宮大学 工学部 電気電子工学科 
准教授    森 大毅
http://www.speech-lab.org/
技術概要
ユーザのスイッチ操作タイミング特性および統計的言語モデルを用いた自動誤り訂正機能を有する新しいコミュニケーション装置。カーソル移動速度を上げることによって生じる入力誤りが自動的に訂正されるため、入力速度の飛躍的な向上が期待できる。
従来技術・競合技術との比較
今日でも市場には数種類のコミュニケーション装置が出回っているが、いずれもユーザが入力すべき文字を誤りなく(正確なタイミングで)入力できることが前提となっている。当該技術は、不正確なタイミングでの入力を許容する点で全く新しい。
技術の特徴
・ユーザ固有のスイッチ操作タイミング特性に最適化可能
・既存のコミュニケーション装置と同じ操作法で使用可能
・不正確なタイミングでの操作を許すため、ユーザの心的負荷を減少できる
想定される用途
・重度肢体不自由者向け意志伝達装置
・体の動きを束縛された状態における意志伝達システム
・スキャン法以外のコミュニケーション装置

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906
情報
検索語の関連語を用いた検索結果のクラスタリング手法の発展版
2月29日(金)14:20〜14:50
群馬大学 大学院工学研究科 情報工学専攻 
助教    安川 美智子
http://www.daisy.cs.gunma-u.ac.jp/
技術概要
検索語と共に入力される関連語を検索エンジンのクエリログから獲得し、関連語の一般性の高さを利用した文書分類を行うことで、検索語に適合する文書データを分かりやすく分類して提示することができる。
従来技術・競合技術との比較
従来より、文書集合を何らかの類似度の尺度によって分類する手法が知られているが、雑多な情報を多く含む文書データでは、分類の精度が悪化するという問題があった。本手法は、関連語に限定したクラスタリングにより、雑多な情報を除去し、利便性の高い文書分類が行える。当日は、この内容を基本として、さらに発展させたものを報告予定。
技術の特徴
・適切な関連語が分からない場合でも検索ニーズにマッチする文書を検索できる
・検索語に関係のない単語を除外して、検索語に適合する文書を効果的に検索できる
・簡潔で分かりやすい検索結果を表示できる
想定される用途
・Web検索エンジンおよび検索広告
・メール、新聞記事、blog、論文、特許情報等の多様な文書データの分類
・携帯電話を用いた情報検索

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907
センサ
強誘電エレクトレットを利用した超広帯域音響センサ
2月29日(金)15:00〜15:30
埼玉大学 大学院理工学研究科 人間支援・生産科学部門 
准教授    蔭山 健介

技術概要
分極方向が配向した強誘電セラミックスの表面電荷を除去することにより電場を発するエレクトレットとして利用し、エレクトレット化した強誘電セラミックスに高分子層と振動板を取り付けた音響センサ。
従来技術・競合技術との比較
エレクトレットマイクロフォンでは,コロナ放電により高分子フィルムをエレクトレット化する手法が一般的であり,フィルムに圧電体をコーティングする特許もあるが,脱分極温度までの加熱により表面電荷を除去する手法は見あたらない。
技術の特徴
・分極方向が配向した強誘電セラミックスを脱分極温度までの加熱により表面電荷を除去し,電場を発するエレクトレットとして利用する。
・受圧面に軟質高分子材料を使用することにより,水や生体の音響インピーダンスに極めて近い材質を選択可能である。
想定される用途
・空中超音波センサ(広帯域)
・ハイドロフォン(高感度)
・生体超音波プローブ(広帯域)

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908
機械
継手形状中空部材のハイドロフォーミング技術
2月29日(金)15:30〜16:00
宇都宮大学 工学部 機械システム工学科 
助教    白寄 篤
http://www.mech.utsunomiya-u.ac.jp/mpl/labo/
技術概要
管材の内部から液圧を加えて中空部材を成形するチューブハイドロフォーミング(THF)に関する発明である.管材の内部に中子を挿入したり,成形金型と管材との摩擦を利用したりすることで,成形形状・寸法を多様化することができる.
従来技術・競合技術との比較
THFに関する発明の多くは,径が大きな(数十mmオーダー)薄肉管への適用を念頭に置いているが,紹介する発明は小径厚肉管に適用できる.小径中空部材は流体の流路として用いられることが多く,本発明はその高機能化に役立つ.
技術の特徴
・中空部材の成形形状・肉厚分布を多様化することができる
・中空部材の流路としての機能や構造部品としての機能を向上させることができる
・材料の歩留まりを向上させることができる
想定される用途
・燃料配管
・熱交換器
・継手

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909
機械
水素自動車・天然ガス自動車用燃料噴射弁の瞬間流量計測装置
2月29日(金)16:00〜16:30
群馬大学 大学院工学系研究科 機械システム工学専攻 
助教    荒木 幹也

技術概要
天然ガス自動車等に使用される気体燃料噴射弁は,内臓された電磁弁により数ミリ秒以下のオーダで開弁・閉弁動作を行う.これに伴い気体燃料流量は時間と共に劇的に変化する.しかしながら気体特有の圧縮性などの問題から,その瞬間流量計測は従来困難であった.本発明では,気体燃料を一定断面積管内に導き,一次元,圧縮性,断熱,非粘性流れと仮定することで,瞬間流量(噴射率)計測を可能とした.
従来技術・競合技術との比較
従来の液体燃料の場合,燃料噴射弁からの瞬間流量計測には「ボッシュ式流量計」が広く用いられている.ただし,この手法は気体燃料に用いることはできない.現状,気体燃料噴射弁からの瞬間流量計測を行う有効な手段は存在しない.
技術の特徴
・気体燃料瞬間流量計測が可能となることで,気体燃料噴射弁のみならず,気体燃料エンジン開発の有効なツールとなると期待される.
・自動車エンジン分野のみならず、急激な流量変動を伴う各種気体配管等の瞬間流量計測装置としても利用が可能である。
想定される用途
・気体燃料瞬間流量計測装置
・急激な流量変動をともなう各種気体配管の瞬間流量計測装置
関連情報
・外国出願特許あり

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910
機械
自律・遠隔・対話モードをもつネットワークコミュニケーションロボット
2月29日(金)16:30〜17:00
埼玉大学 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 
教授    久野 義徳
http://www.cv.ics.saitama-u.ac.jp/
技術概要
ネットワークに接続されたロボット,ロボットの周りの人間,それに遠隔地にいる人間の間で,互いの非言語行動や環境情報を伝えながら,状況に応じて適切なコミュニケーションを行うことを可能にする技術.
従来技術・競合技術との比較
自律で作業ができないときに遠隔操作に切り替わるロボットは従来からあるが,本発明のロボットは,これに加えてネットワークを通じ対話で指示を与えるモードをもち,ロボット,周囲の人間,遠隔地の人間が円滑にコミュニケーションできる.
技術の特徴
・自律動作モード,遠隔操作モード,対話指示モードの3つのモードの状況による自動選択
・3つのモードに応じて適切な非言語行動提示や環境情報伝達が可能.
想定される用途
・博物館・美術館等のガイドロボット
・外出できない人の代わりになって友人と博物館・美術館等に出かけてくれるロボット

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