岩手大学 新技術説明会
 
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CG
レーザープロジェクタの高度な活用を支援するソフトウェア技術
10:40〜11:10
工学部 情報システム工学科 
教授   千葉 則茂
http://www-cg.cis.iwate-u.ac.jp/lab/index.html
技術概要
レーザプロジェクタは,機械的なエレメントももつため,正常な描画を実現するためには機能間のタイミングに関するチューニングが必要となる.本技術は,ソフトウエアレベルのみでチューニングを行う技術である.
従来技術・競合技術との比較
従来技術は,ハードウエアレベルで微調整を行うことと,プログラム上は十分な待ち時間(ムダ時間)を取れるような使い方をし,タイミングの問題を解決している.
技術の特徴
・プロジェクタの回路等のエレメントに触れることなくチューニングが可能である.
・従来法におけるムダ時間の最小化が図れ,プロジェクタの能力を最大限に活用できる.
想定される用途
・レーザグラフィックスによるディスプレイやアニメーションの投影
・レーザプロジェクタによるサインボードやイルミネーションシステムの開発
・レーザプロジェクタによる新しいプレゼンツールの開発
関連情報
・外国出願特許あり

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化学
トリアジンチオール担持炭化物を用いた金属回収システム
11:10〜11:40
大学院工学研究科 フロンティア材料機能工学専攻
准教授   平原 英俊

技術概要
間伐材や伐採材を原料として木質炭化物を調製するとともに、これを担体として優れた有価金属イオン吸着性能を持つトリアジンチオールを複合化して複合体を得る技術ならびにこれを捕集剤とする吸着・回収システム技術を開発した。
従来技術・競合技術との比較
トリアジンチオールは重金属捕集剤としてすでに利用されているが、金属イオンと反応したトリアジンチオールは微細な粒子であるため分離が十分にできない。本発明では、トリアジンチオールと木質炭化物を複合化することによって、金属イオン反応能と吸着能を備えた炭化物を製造し、重金属貴金属捕集回収システムを構築した。
技術の特徴
・トリアジンチオール担持炭化物
・有価金属イオンの吸着・回収
想定される用途
・金属回収装置

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3
化学・電気
バインダーとして水溶性高分子を用いたリチウムイオン二次電池用黒鉛負極の特性改善
11:40〜12:10
大学院工学研究科 フロンティア材料機能工学専攻
准教授   宇井 幸一
http://www.chem.iwate-u.ac.jp/web/lab/kumagai/home.html
技術概要
系統連系用蓄電技術として、リチウムイオン二次電池のさらなる高性能化と低コスト化が要求されている。大型電池の場合、多量の炭素材料が必要となるので、安価で黒鉛化度のより高い天然黒鉛を使うことが試みられている。そこで本研究では、低温特性に優れている炭酸プロピレン(PC)を主成分とする電解液の適用を可能にするため、バインダーとして新規な水溶性高分子を用いたリチウムイオン二次電池用黒鉛負極を開発した。
従来技術・競合技術との比較
現在、リチウムイオン二次電池用電解質として、炭酸エチレン(EC)を主成分とする溶媒が用いられている。しかし、低温特性(ECの融点37℃,PCの融点?49℃)や導電率の高さから、PCは魅力的である。しかし、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVdF)を用いた黒鉛負極の場合、充電時にPCが激しく分解するため、充電が良好に進行しないという問題点を有する。そこで、電解液に添加剤を用いることが提案されているが、抜本的な解決に至っていない。
技術の特徴
・バインダーとして、水溶性高分子を使用。
・電解液として、PCを主体とする溶媒を使用。
想定される用途
・系統連系用二次電池
・車載用二次電池
・宇宙衛星用二次電池

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セキュリティ
鍵空間を劇的に拡張するアルゴリズム
13:40〜14:10
情報メディアセンター 情報処理部門
准教授   吉田 等明
http://kilkhor.cc.iwate-u.ac.jp/
技術概要
有限の乱数列に,本アルゴリズムを適応することにより,無限乱数とみなせる系列を作り出すことができます。これによって,乱数列を使い捨てにするワンタイムパッド暗号を可能にします。
従来技術・競合技術との比較
ワンタイムパッド暗号は,絶対的な安全性が証明されている暗号です。これを実現するということは,従来技術にない高い堅牢性を実現できるということです。
技術の特徴
・乱数の数を飛躍的に増加させます。
・安全な暗号系を実現できます。
・高速な処理が可能です。(ソフトウェアでも7.21 Gbpsを実現)
想定される用途
・ストリーム暗号
・モンテカルロシミュレーション用乱数

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5
化学
多色りん光発光結晶の創製制御技術
14:10〜14:40
工学部 応用化学科
准教授   土岐 規仁

技術概要
透過性のある結晶の格子空間に、有機ゲスト分子を配向制御することにより長寿命の室温りん光および新規な多色発光特性を発現する結晶の空間的創製制御技術を開発した。
従来技術・競合技術との比較
これまで、染料を取込む媒体として、シリカゲルを用いた研究が盛んに行われてきた。透明性が高く、均一に分散させることが出来、光学特性の安定化などが期待されていたが、無機固体中の有機分子の光学特性が媒体の環境に影響され、特定の光学特性を発現させることが難しかった。
技術の特徴
・広範な応用範囲にわたる、光学製品に応用可能な多色発光結晶の簡易な創製制御技術である。
・現在の情報化社会をさらに高度化させるためのデバイスの高速応答と処理や記憶容量のさらなる大容量化
想定される用途
・光学デバイスとして、光制御素子、光受動素子、表示・記録素子など
・光システムとして、物理化学量計測、大容量記憶装置など

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農林・環境
リサイクル可能なミミズ糞土炭化物の利用
14:40〜15:10
地域連携推進センター
客員教授   首藤 文榮

技術概要
ミミズ糞土を窒素ガス雰囲気で温度を変えながら炭化し、生および乾燥糞土にはない細孔構造を形成することにより、吸着性の異なる粒炭を製造する。粒炭は、濾過材、脱臭剤などの新しい素材として利用できる。
従来技術・競合技術との比較
炭化の一般的な技術は既に確立されている。これは、ミミズ糞土の特徴を利用した炭化技術である。粒炭は、比較的大型の細孔を持ち、既存の活性炭より、大きい分子量の化学物質をよく吸着するのが特徴である。
技術の特徴
・使用後の粒炭は、再度ミミズの飼料として利用できる。
想定される用途
・汚水濾過材
・家畜飼料添加材(整腸剤)
・肥料、燃料、脱臭剤

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7
医薬
抗ネコエイズウィルス感染予防剤・癌免疫賦活剤
15:20〜15:50
農学部 附属動物病院
教授   佐藤 れえ子

技術概要
プロポリスは健康食品として様々な効用を謳われてきたが、本発明は、免疫不全症動物と担癌動物について、その免疫状態を左右するリンパ球機能をプロポリスが活性化させることを初めて明らかにし、免疫状態が低下している場合に使用する免疫賦活物質としてプロポリスを応用するものである。
従来技術・競合技術との比較
今までの概念ではプロポリスは「健康によい」という認識でしかなかったが、本発明で、プロポリスが免疫不全状態を明らかに改善することを科学的根拠に基づいて解明し、その治療の1つの方法として使用できることを明らかにしたことによって、プロポリスの経口投与が具体的に免疫不全状態という病的状態の改善方法として利用できるようになった。
技術の特徴
・免疫賦活活性
・腫瘍免疫賦活剤
想定される用途
・FIV感染症(ネコエイズ)の予防や治療剤
・癌発生の予防剤および癌細胞の治療剤
・機能性ペットフード

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加工技術
8の字形三次元微小振動を利用した金型研磨装置
15:50〜16:20
工学部  機械工学科
准教授   水野 雅裕
http://www.mech.iwate-u.ac.jp/~iyama/
技術概要
工具に8の字形3次元微小振動を与え,研磨材供給下で被研磨面に適度な力で押し当て,さらに移動させることで研磨を行う装置を開発した.本装置によれば,被研磨面に微細なクロスハッチを与えることが可能である.
従来技術・競合技術との比較
振動を利用した研磨方法として,直線的な振動や楕円振動を利用した方法があるが,被研磨面に砥粒が作用する際の方向が一方向であるため,被研磨面に筋状の条痕が残るといった問題があった.新技術で得られる表面のテクスチャには異方性が生じにくい.
技術の特徴
・8の字形3次元振動を利用して研磨を行うこと.
・8の字形楕円振動の形や3次元空間における振動方向をパソコンからの指令で自由に変えられること.
・得られる表面のテクスチャに異方性が生じにくいこと.
想定される用途
・金型の研磨
・精密部品の研磨
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9
農林・医薬
スギ樹皮成分の有効利用法の開発
16:20〜16:50
農学部 共生環境課程
准教授   小藤田 久義
http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/department2/env/index.html
技術概要
スギ樹皮の有機溶媒抽出物からフェルギノールをはじめとする数種の抗菌性テルペノイドを単離した。フェルギノールには抗菌活性のほか、抗酸化活性も確認されており、利用価値は高いと考えられる。
従来技術・競合技術との比較
製材工程で排出される樹皮は、近年コンポストやペレット燃料としての利用がなされるようになってきたが、これらの利用形態はいずれも低位であるため、より高付加価値な用途の開発が望まれていた。
技術の特徴
・感染性細菌に対する抗菌活性物質
・天然の抗酸化剤
・廃棄物フリーの製造工程
想定される用途
・医薬品
・化粧品
・抗酸化作用を生かした各種添加剤

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情報交換会(会費2000円)
17:00〜18:30

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連携・ライセンスについて
岩手大学 地域連携推進センター
tel : 019-621-6684     mail ccrd-ad@iwate-u.ac.jp
URL : http://www.ccrd.iwate-u.ac.jp/