南九州発 新技術説明会 2009年12月15日(火)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
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機械
ハンドヘルド型三次元形状計測装置と三次元サーモグラフィの開発
Development of hand-held 3D scanner and thermography
13:30〜14:00
宮崎大学 工学部 機械システム工学科 准教授 川末 紀功仁
http://www.miyazaki-u.ac.jp/~kawasue/
新技術の概要
三次元計測器で計測された対象の三次元形状データとサーモグラフィで撮影された温度画像をオンラインで合成することで、三次元温度分布を検出するハンドヘルドタイプのシステム。
従来技術・競合技術との比較
一般的なサーモグラフィは、対象を撮影するだけで2次元的な温度画像が得られるが対象のサイズや発熱部の面積がわからない。本技術では、発熱部の座標とその温度Temp(x,y,z)が得られるようになる。
技術の特徴
・対象の三次元的な表面形状とその温度分布が同時に計測できる。
・異なる方向から測定されたデータを繋ぎ合わせることで、対象のサイズや形にとらわれない計測が可能である。
・コンピュータによるオンライン処理が行われるために、計測に特殊な技術を必要としない。
想定される用途
・エネルギー分野における熱損失を考慮した設計
・機器の異常検出と異常箇所の特定
・生物・医学分野における体表面の温度の数値化
J-STORE掲載特許情報
・温度画像の三次元化装置
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製造技術
木造剛節ラーメンの剛接技術と高剛性木造部材の技術
A Technique for Rigid Joint Construction in Timber Frame Structures
14:00〜14:30
鹿児島大学 大学院理工学研究科 建築学専攻 教授 塩屋 晋一
http://sos.aae.kagoshima-u.ac.jp/09/project/project.html
新技術の概要
本研究は大断面集成材を用いる木造建築を対象にし、高い水平剛性と水平耐力および豊富なエネルギー吸収性能を発揮する木造剛節ラーメン構造を実現する技術。
従来技術・競合技術との比較
 建築現場で柱や梁を組み立てて、木造の剛節ラーメンを実現する工法は他に成功した例はない。本技術は木造加工工場で柱や梁に接着剤で埋め込まれた金具同士にPCボルトでプレストレスを導入して柱と梁の剛節を実現している。
技術の特徴
・木造の剛節が実現され、早期の変形レベルで高い水平耐力を発揮する。
・ラーメンの耐力は梁のボルトの降伏で決定して、変形性能に富み大きなエネルギー吸収を発揮する。
・プレストレスによる圧着接合を実現している。
想定される用途
・木造ラーメン構造に用いる技術
・木造部材を繋ぐ技術
・木造部材の曲げ剛性と曲げ耐力を増大させる技術

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製造技術
やさしい磁力で伸張反射を誘発するリハビリ訓練装置
Rehabilitation Device to Evoke Softly Stretch Reflexes by use of Electromagnetic Force
14:30〜15:00
鹿児島大学 大学院理工学研究科 機械工学専攻 准教授 林 良太
http://www.mech.kagoshima-u.ac.jp/~hayashi/
新技術の概要
電磁石の位置をメカニカル制御し、さらに極性や磁気の強さを制御することにより永久磁石を装着した人体に力覚を安全に提示する。これにより、脳卒中片麻痺患者の痙縮した筋に伸張反射を誘発して、リハビリ訓練の継続を可能にする。
従来技術・競合技術との比較
従来のリハビリ訓練装置は、人体を機械の駆動部に直接拘束して他動的に運動させるものであるため、装置の誤作動によって人体を傷つける危険性があり、随意的な運動の回復には効果的でなかった。本発明は、安全で促通的なリハビリ訓練を可能にする。
技術の特徴
・人体に力覚を安全に提示する方法として,電磁石と永久磁石の間に働く磁力を利用している.
・人体に非接触で力覚を提示できるので,人体側を機械の駆動部に直接拘束する必要がない.
・装置の誤作動によって人体を傷つける危険性がない.
・医師や理学療法士の徒手的訓練法に代わるコンピュータ制御されたリハビリ訓練装置を実現できる.
想定される用途
・脳卒中片麻痺上肢のリハビリ訓練時に,痙縮した筋に伸張反射を誘発する力の刺激を与えることができる.
・リハビリ訓練の課題に応じて負荷を与え,力覚によって上肢の運動を矯正することができる.
・仮想現実空間内でコンピュータ映像と連動して仮想的な力覚情報を与えることができる.

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環境
竹材を用いた熱可塑性樹脂の製造方法
Thermoplastic resin made with bamboo and/or wood powder.
15:20〜15:50
鹿児島大学 大学院 農学研究科 生物環境学科
  准教授 服部 芳明
新技術の概要
植物原料を微粉砕して粉末を得る工程と、前記粉末と親水性ポリマー又は天然高分子との混合物の熱間プレス成形と、を行う工程を有することを特徴とする熱可塑性樹脂の製造方法であり、高強度の材料が得られる。
従来技術・競合技術との比較
競合技術は石油系プラスチックであり、技術やコストは現状不利。エコで安全という効果を前面に押し出す。バイオプラスチック市場ではポリ乳酸系が有力であるが、原料はバイオエタノール原料や食糧とも競合し、価格高騰、原料の安定供給、低開発国の食糧難等が懸念される。
技術の特徴
・植物(竹、おが屑、稲わら、籾)を主たる原料とすること
・生分解性
・熱可塑性樹脂
想定される用途
・自動車内装材と建築内装材
・食品等の包装材、梱包材
・食品等の容器

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ライフサイエンス
2型糖尿病を伴う難治性歯周炎のためのサプリメント
A supplement for an intractable periodontitis associated with type 2 diabetes
15:50〜16:20
鹿児島大学 大学院 医歯学総合研究科 口腔生化学講座
  准教授 大西 智和
http://www.hal.kagoshima-u.ac.jp/dental/Seika/index.htm
新技術の概要
メタボリックシンドロームである2型糖尿病が基礎疾患にあると、歯周病は難治性となる。サプリメントとして用いられているN?アセチルシステインに2型糖尿病を伴う歯周炎の症状を改善する効果があることを、動物実験で明らかにした。
従来技術・競合技術との比較
従来、歯周炎に対してはプラークコントロール中心とした治療であったが、糖尿病を伴う歯周炎では効果が弱い。N?アセチルシステイン服用を糖尿病性歯周炎の治療に加えることは、治療効果の改善に繋がると考えられる。
技術の特徴
・患者自身が服用するので、専門家による投与が不要。
・サプリメントとして既に用いられているため、安全性への不安が少ない。
・経口摂取なので継続的な使用が可能。
想定される用途
・40歳以上の80%が歯周病を発症しているので、殆どの糖尿病患者が対象となり得る。
関連情報
・http://ja.wikipedia.org/wiki/システイン

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ライフサイエンス
消炎・鎮痛効果を有するヒト遺伝子由来の新規ペプチド
A human gene-derived peptide has the anti-inflammatory and anti-nociceptive effect
16:20〜16:50
宮崎大学 医学部 医学科 研究員 直野 留美
新技術の概要
エンドキニンC/D(EKC/D)はヒト遺伝子由来ペプチドであり、サブスタンスP(SP)受容体に対して拮抗作用を有するペプチドである。そこで、EKC/Dを炎症部位に投与すると消炎・鎮痛効果があり、EKC/D由来合成ペプチドでは既存のアンタゴニストと比較して長時間の抑制効果が認められた。
従来技術・競合技術との比較
消炎・鎮痛薬の多くは化学合成物のため、過剰投与による生体への影響が懸念される。しかしEKC/Dはヒトに存在するペプチドであり、その影響はほとんどないと思われる。従って本技術は、副作用の恐れの少ない消炎・鎮痛剤を提供することが可能となる。
技術の特徴
・ヒト遺伝子由来ペプチドなので、副作用の恐れが少ない
・エンドキニンC/Dは12個のアミノ酸配列により構成されている
・エンドキニンC/D由来合成ペプチドは長時間の鎮痛効果が認められる
想定される用途
・消炎・鎮痛薬
・掻痒治療薬
関連情報
・サンプルの提供可能
J-STORE掲載特許情報
・エンドキニンC/D由来のペプチド

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ライフサイエンス
緑化用植物わい性チガヤの育成・増殖とその利用について
Breeding and utilization of dowarf cogongrass (Imperata cylindrica var. koenigii)
16:50〜17:20
宮崎大学 フロンティア科学実験総合センター 遺伝資源分野
  教授 明石 良
http://www.miyazaki-u.ac.jp/~idensigen/
新技術の概要
"チガヤ(Imperata cylindrica L.)は熱帯から亜熱帯・温帯を中心に広く生息し、わが国においても沖縄諸島から北海道南部にかけて分布しており、その広範囲におよぶ適応能力から、道路の法面や河川堤防等における緑化植物として利用されている。本発明は、組織培養法によりチガヤの大量増殖を行い、これを用いて重イオンビームを照射し変異体を誘導するとともに、草刈り等の作業が必要ない低管理で矮性な緑化植物であるチガヤを開発するものである。
従来技術・競合技術との比較
従来のチガヤは、これまで改良されていないために草丈が高く、その管理に多くの労力を必要としていた。しかしながら、本発明で得られた矮性チガヤは日本在来の野生型からの改良であるため日本の風土に適応し、また、草丈が矮性であるため従来のチガヤよりも低管理で栽培できる特性を保持している。さらに、本矮性チガヤは組織培養により大量に増殖できることから、従来の栄養繁殖技術による増殖よりも遙かに短期間で大量に増殖できる利点がある。したがって、本発明はこれまで本種で改良すべき特性を全て兼ね備えた新しい緑化植物である。
技術の特徴
・重イオンビームによる変異体
・低管理なわい性チガヤ
・組織培養での増殖
想定される用途
・道路の法面の緑化植物
・工場跡地での被覆植物
・駐車場などの緑化
関連情報
・サンプルの提供可能

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<相談予約・連携・ライセンスについて>
鹿児島大学産学官連携推進機構知的財産部門
TEL:099-285-3881   FAX:099-285-3886
mailtizai@kuas.kagoshima-u.ac.jp

宮崎大学産学連携センター知的財産部門
TEL:0985-58-7592   FAX:0985-58-7793
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TEL:0994-46-4820   FAX:0994-46-4157
mailchizai@nifs-k.ac.jp

鹿児島工業高等専門学校総務課
TEL:0995-42-9020   FAX:0995-43-5450
mailsouhosa@kagoshima-ct.ac.jp

都城工業高等専門学校総務課
TEL:0986-47-1305   FAX:0986-38-1508
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南九州発 新技術説明会 2009年12月16日(水)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
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ライフサイエンス
時・空間的運動修正能力の測定方法
Measuring method of temporal and spatial movement correction ability
10:30〜11:00
鹿屋体育大学 体育学部 伝統武道・スポーツ文化系 教授 森 司朗
新技術の概要
移動してくる標的刺激を見越して実行した運動反応を、標的刺激の急な時間的・空間的変化に合わせて修正し、実行タイミングを一致させる運動修正能力を測定する方法と装置に関するものである。
従来技術・競合技術との比較
球技系等の運動反応における実行タイミングを予想し(見越し)、修正する重要な要因である時間的要因と空間的要因を同時期に考慮して、被験者のタイミング修正能力を測定できるようにした方法と装置である。
技術の特徴
・スポーツ選手の認知・知覚トレーニング
・時・空間的なタイミングに関する運動修正能力を高い精度で定量的に測定
・標的刺激の突然の速度変化と突然の方向変化によって、実際の球技競技場面に近い状態を再現
想定される用途
・スポーツ(特に野球やテニス等のような球技系スポーツ)選手の認知・知覚トレーニング
・障害者・児及び高齢者などの認知能力開発

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ライフサイエンス
細胞接着阻害による難治性白血病治療法の開発
The development of treatment of chemo-resistant leukemia by inhibition of cell adhesion
11:00〜11:30
宮崎大学 医学部 医学科 助教 山川 哲生
http://biochem.med.miyazaki-u.ac.jp/
新技術の概要
急性骨髄性白血病(AML)は抗癌剤に耐性な場合が多い。今回、α6-integrin(ITGA6)およびβ4-integrin(ITGB4)の発現がAMLで高く細胞接着能も増強されていること、ITGA6およびITGB4に対する中和抗体が細胞接着を阻害し、抗癌剤の効果を改善できることが新たに判明した。抗体などにより接着を阻害することで効果的なAML治療を開発できると考えている。
従来技術・競合技術との比較
これまでβ1-integrin/α4-integrin(VLA4)がAMLでは重要な役割を果たしているという報告がある。しかし、最近、VLA4の発現とAMLの予後とは関連性がないことが発表された。また、AML患者の完治群と再発群を比較したmicroarray解析結果を調べると、VLA4の発現量に差がないことが分かった。一方、ITGA6は再発群で有意に亢進していることから、AML治療のターゲットとしてより適切であると考えられる。
技術の特徴
・細胞接着阻害剤(低分子化合物)のスクリーニング
・固形癌治療のターゲット
・細胞剥離剤
想定される用途
・急性骨髄性白血病治療のターゲット
・白血病の悪性度の指標
・抗癌剤の効果改善
J-STORE掲載特許情報
・細胞接着阻害剤およびその用途

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情報通信
眼電位を用いたマウスカーソル制御システム
Mouse Cursor Control System using Electrooculogram
11:30〜12:00
宮崎大学 工学部 電気電子工学科 助教 田村 宏樹
http://www.miyazaki-u.ac.jp/~htamura/
新技術の概要
本発明では、ALS患者等を対象として、眼球周辺から計測される眼電位を用いた利便性・自由度の高いヒューマンインターフェイスとなりうるマウスカーソル制御システムを提供することを目的とする。眼電位信号の検出電極を装着したユーザによる眼球運動又は視線移動に基づいて、表示画面上におけるマウスカーソルの移動操作を実現することができる。また、当該マウスカーソルの制御技術を医療福祉分野に応用することにより、従来以上に豊かなコミュニケーションや知的活動を利用者に提供することができる。
従来技術・競合技術との比較
眼電位計測に関しては、眼電位の電位変化(ドリフト現象)、ノイズ混入などが懸念される。本発明では、これらに対応したシステムの構築を課題とした。本発明に係るマウスカーソル制御システムは、眼電位信号から電源ノイズの影響を除去でき、マウスカーソル制御部における眼球運動の検出精度を高めることができる。これにより、眼電位信号を用いたマウスカーソルの移動制御を実現することができる。
技術の特徴
・眼電位でマウスカーソルを制御しやすいアルゴリズムの提案
・眼電位の電位変化(ドリフト現象)対策
・視線をコントロールするだけでマウスカーソル制御
想定される用途
・難病患者向けヒューマンインターフェイス
J-STORE掲載特許情報
・眼電位を用いたマウスカーソル制御システム

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環境
ごみ焼却灰、木質バイオ焼却灰を原料とした低負荷、低コスト高強度硬化材と硬化体の開発
Development of cement and concrete made from ash incineration of waste and ligneous biomass are low cost and high strength
13:10〜13:40
鹿児島工業高等専門学校 土木工学科 教授 前野 祐二
新技術の概要
本技術は、ごみや木質バイオマスを燃焼した焼却灰と廃石膏など燃焼系の廃棄物を主原料として硬化材(25%以下のセメント)を粉砕混合だけで、作製する。この硬化材は水と混合し硬化体が作製でき、その表面に二酸化炭素が固定化することによりその硬化体から焼却灰中に含まれる有害物質が溶出しない。
従来技術・競合技術との比較
エコセメントは焼却灰などを焼成して作製するが、この硬化材はごみや木質バイオマスの焼却灰を粉砕するだけで製造できる。また、二酸化炭素固定化材として使用後、砂として活用可能である。
技術の特徴
・廃棄物の処理費で硬化材が製造でき、硬化材製造のコストが安い。
・有害物質の溶出がほとんどない。
・二酸化炭素を取り込み、水和物を形成する。二酸化炭素固定化材として使用できる。
想定される用途
・積みブロックなどの無筋コンクリート二次製品
・二酸化炭素固定化材として使用後、砂として使用できる。
・現場打ちの無筋コンクリート
関連情報
・サンプルの提供可能

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環境
きのこ菌糸を用いた臭気成分除去方法
13:40〜14:10
鹿児島工業高等専門学校 土木工学科 助教 山田 真義
新技術の概要
キノコ菌糸を用いて焼酎粕、でん粉粕等の発する悪臭の原因となる臭気成分を除去又は低減して当該有機廃棄物の独特な臭気を脱臭する技術。
従来技術・競合技術との比較
"焼酎粕やでん粉粕に由来する特定悪臭物質群をきのこ菌株の栽培により脱臭できる点や、特にヒラタケ・ヤマブシタケが脱臭に非常に有効である点について明確に開示した文献は無い。
技術の特徴
・悪臭の強い有機性廃棄物を家畜飼料として利用可能となる。
想定される用途
・有機性廃棄物の保存方法の開発につながる。
・生物消臭剤の開発につながる。

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環境
バイオマス廃棄物を活用した高比表面積活性炭の簡易製造法の開発とその応用
Preparation for Activated Carbon with High-Surface Area Using Biomass Wastes and Its Practical Applications
14:10〜14:40
宮崎大学 工学部 物質環境化学科 教授 馬場 由成
http://www.chem.miyazaki-u.ac.jp/
新技術の概要
活性炭の原料として焼酎粕、カニ殻、竹、リグニンを用い、賦活材としてアルカリ金属化合物を用いた。これを混合し、焼成するだけで比表面積 2000m2/g以上の高比表面積活性炭をワンステップで得ることができた。これらを用いて、メタンガス貯蔵材、エタノール吸着材としての応用を展開した。
従来技術・競合技術との比較
現在、天然ガスの貯蔵法として、液化天然ガス(LPG)や圧縮天然ガス(CNG)などの方法が知られているが、前者は-162℃と極低温であり、後者では20 Mpaという高圧の操作が必要である。今回の我々の提案は吸着型天然ガス(ANG)であり、室温、3MPaという低圧で天然ガスを貯蔵できることを見出し、その実用化について紹介する。さらに、現在、バイオエタノールの精製法として蒸留とパーベーパレーション法が行われているが、今回は省エネタイプの精製法として活性炭によるエタノール濃縮法について紹介する。
技術の特徴
・原料からワンステップで活性炭が製造できる
・高比表面積(2000-3000 m2/g)
・吸着速度が速い
想定される用途
・悪臭ガスの吸着材
・水環境保全
関連情報
・サンプルの提供可能
J-STORE掲載特許情報
・バイオマス廃棄物由来の複合活性炭の製造方法及びこれを利用したメタンガス貯蔵材

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ライフサイエンス
水棲生物操縦システム
System for manipulating aquatic organisms
15:00〜15:30
都城工業高等専門学校 物質工学科 助教 高橋 利幸
http://www.miyakonojo-nct.ac.jp/~koho2/gaiyo/scholar/c/takahashitoshi.html
新技術の概要
 有色の淡水産微生物を低電界下で自由自在に操作し、紫外線照射により可視光でみえる緑色から赤色蛍光に発色させる技術。それらを自由に動かし、特定のデザインに集め形やイルミネーションを楽しむことができる。
従来技術・競合技術との比較
 従来技術では、水域で特定電荷の物質を動かすために、高電界を発生させる電源装置を必要とし、また電界発生時しか当該物質を動かす事は出来ない。本技術では、生きた生物を用いる事で、自立的なランダムな動きから、乾電池で発生可能な低電界下での操作された動きを実現できる。
技術の特徴
・低電界下(乾電池程度の電力)で起動可能
・光合成を利用して生きる生物のため、長い期間メンテナンスフリーで状態を維持できる
・適切な条件下で当該生物を自由に操作し、存在位置を可視光または蛍光により検出可能
想定される用途
・学習教材や展示用イルミネーション
・低電界下で当該生物を自在に操作し、ヒトや機械が侵入できない微小領域または危険区域での仕事への適応
・乾電池が入る程度の携帯サイズの小物類への適用(ペンやライトなど【携帯ペット】)
J-STORE掲載特許情報
・生物演出システム

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ナノテクノロジー・材料
1電極で光発電と蓄電を実現する光蓄電池の電極の開発
Photo-rechargeable battery : photovoltaic and rechargeable functions in one electrode
15:30〜16:00
鹿児島大学 大学院 理工学研究科 電気電子専攻
  助教 野見山 輝明
http://energy.eee.kagoshima-u.ac.jp/~hori-lab/
新技術の概要
従来の2セル型(太陽電池+蓄電池)ではなく、光発電能と蓄電能を合わせ持つ光蓄電極を用いた「光で充電できる蓄電池(光蓄電池)」の開発を行っている.光蓄電極は光触媒と導電性高分子のナノ複合材料で、複合構造を制御することで高効率化を狙っている。
従来技術・競合技術との比較
本技術は1セル2電極(光蓄電極+対極)型であるのに対し、他機関では1セル3電極(光発電極+蓄電極+対極)型等が研究されている。本技術の方が小型化・フィルム化が容易であるが、他機関の方が現状で光による蓄電効率は高い。
技術の特徴
・1セル2電極(光蓄電極+対極)型のシンプルな構成で光による蓄電を可能にしている。
・酸化チタン光触媒の光酸化還元力で蓄電反応を起こすスキームと,そのスキームを実現する電極構造の構築技術を有している。
・可撓性が高く作製プロセスが多様な導電性高分子を主たる電極材料とするため,フィルム化が容易で形状の自由度が高い電池となる。
想定される用途
・小電力小型電子機器(センサー等)の電源。
・配電線や充電作業を必要としないメンテナンスフリーなスタンドアロン電源。
・ナノコンポジットの構造形成技術は,新たな光機能性材料への応用が可能である。

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展示
鹿児島大学、宮崎大学、鹿屋体育大学、鹿児島工業高等専門学校、都城工業高等専門学校における産学連携に関する取り組みや当日発表以外のシーズをパネル展示などで紹介します。科学技術振興機構では、大学の技術シーズが一括して検索できる e-seeds.jp <技術シーズ統合検索システム>やJ-STOREJDream II といったデータベースのデモを行い産学連携のきっかけ-シーズとの出会い-を支援します。また、シーズを活用した産学連携による研究開発を支援するJSTの最適な公募事業を紹介しますので、ぜひお立ち寄りください。




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鹿児島大学産学官連携推進機構知的財産部門
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TEL:0994-46-4820   FAX:0994-46-4157
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TEL:0986-47-1305   FAX:0986-38-1508
mailkikaku@jim.miyakonojo-nct.ac.jp