大阪府立大学・大阪市立大学 新技術説明会 2011年10月13日(木)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
1301

グリーンエネルギー
糸状菌セルロース系バイオマス分解酵素の大量生産技術の開発
Production of cellulosic biomass degrading enzymes in filamentous fungi
10:20〜10:50
大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 助教 谷 修治
http://www.biochem.osakafu-u.ac.jp/AM/
新技術の概要
セルロース系バイオマスの完全酵素糖化実現に向けて、ボトルネックである酵素生産コストを削減するために、糸状菌におけるセルラーゼ・ヘミセルラーゼ生産調節に関わる因子を同定し、その機能を利用して酵素を大量生産する技術を開発した。
従来技術・競合技術との比較
従来のランダム変異による微生物の育種では、望ましくない変異が潜在している可能性がある。本法では、目的の遺伝子の機能改変のみを行うことにより、効率よくターゲット酵素の生産量を増大させることに成功した。
新技術の特徴
・糸状菌の酵素生産調節に関わる因子のポジティブスクリーニング系を構築
・同定した新規転写因子の機能改変により、種々の基質特異性を有す酵素の大量生産に成功
・モデル微生物ではない自然界から単離した糸状菌の分子育種に成功
想定される用途
・セルロース系バイオマスの酵素糖化
・産業上有用糸状菌の分子育種
・連結バイオプロセスによる化成品・燃料の発酵生産

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1302

グリーンエネルギー
スリット式防波堤を利用した波力発電システム
Wave Power Generation System Using Slit-type Breakwater
10:50〜11:20
大阪市立大学 工学研究科 機械物理系専攻 教授 加藤 健司
新技術の概要
スリット式防波堤内の、加速整流された水流を利用するミニ波力発電システムを提案する。スリット後方にサボニウス水車を設置して、往復水流に対して連続的な発電を行うことのできる装置を開発する。
従来技術・競合技術との比較
我が国では、海上への構造物設置が厳しく制限されている。長大な防波堤内部にシステムを組み込むことで、より現実性のある発電方法を考案した。機器の保守が容易であり、スリットで加速整流されたエネルギー密度の高い水流を利用できる利点を有する。
新技術の特徴
・発電システムを利用した消波構造物の設計
・新たな発電用水車の開発
・適切な形状の消波ブロックの設計
想定される用途
・波力発電
・潮力発電
・河川における小規模発電システム

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1303

グリーンエネルギー
磁気抵抗効果を利用した磁性薄膜電力センサ
Thin film power sensor using a magneto-resistance effect
11:20〜11:50
大阪市立大学 大学院工学研究科 電子情報系専攻 教授 辻本 浩章
新技術の概要
磁気抵抗効果型電力センサデバイスは、まったく新しい概念に基づく電力計測・センシング技術であり、発電、送電、電気使用等の多様な用途での適用が可能で、従来技術よりも高精度の制御を実現し、省電力・安全使用の最大化に寄与できるものである。
従来技術・競合技術との比較
従来の電力センサは、電流と電圧を別々に計測し、それらのデータを演算装置にて演算し電力計測をおこなっていたのに対して、本電力センサは、電力(電流×電圧)パラメータをそのまま計測できる原理から、超小型で、消費電力も少なく、正確かつリアルタイムに計測できることが大きな特長である。
新技術の特徴
・素子単独で力率を含む電力が測定できる
・小型集積化可能
・交流、直流ともに動作可能
想定される用途
・スマートグリッド用制御素子
・各種電池充放電制御素子
・直流送配電制御素子
関連情報
・サンプルの提供可能(ただし、要相談)
・展示品あり(サンプル)

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1304

グリーンエネルギー
スマートグリッドにおける太陽光発電出力の推定法
An Estimation Method for Photovoltaic Generation Power in Smart Grid
13:00〜13:30
大阪府立大学 大学院工学研究科 電気・情報系専攻 教授 石亀 篤司
http://www.eis.osakafu-u.ac.jp/~pow/
新技術の概要
小容量の装置が多数連系される太陽光発電は、個別にセンサを設置するような方法をとることは困難であり、独立成分分析を用いてできるだけ少ないセンサで精度よくその出力を推定する方法を提案した。
従来技術・競合技術との比較
日射量との関係からの推定、一部の測定データからの類推、過去の統計データを用いてモデルパラメータを最適化する方法などがあるが、本手法は現在の潮流量からのみ出力を推定できるという利点がある。
新技術の特徴
・配電線を流れる電力から負荷需要と太陽光発電出力を分離する
・混合された信号から所望の信号を分離する
・ある情報の中からその特徴量を抽出する
想定される用途
・風力発電の出力推定
・需要予測精度向上のための特徴成分抽出
・複雑システムからの所望の埋もれた信号の分離

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1305

グリーンエネルギー
全固体ナトリウム電池を指向した無機固体電解質の開発
Development of inorganic solid electrolytes for all-solid-state sodium batteries
13:30〜14:00
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 助教 林 晃敏
http://www.chem.osakafu-u.ac.jp/ohka/ohka2/index.html
新技術の概要
ポストリチウムイオン電池として、資源的制約の小さいナトリウムイオンを伝導種とする二次電池の開発が注目されている。本技術において、全固体ナトリウム電池への応用を展望できる、新規なナトリウムイオン伝導性無機固体電解質を開発した。
従来技術・競合技術との比較
本技術によって開発した無機固体電解質は、室温での粉末成形によって、高いナトリウムイオン伝導性と広い電位窓が実現できるため、安全面で有利な全固体電池への適用が容易になるというメリットがある。
新技術の特徴
・高安全性と高エネルギー密度を兼ね備えた全固体電池の実現が期待
・資源量が多く、地域による偏在のないナトリウムを用いることで、電池の低コスト化が可能
・ボールミル装置を使用したシンプルな合成手法
想定される用途
・家庭用蓄電池
・電力貯蔵用蓄電池
・自動車用蓄電池

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1306

グリーンエネルギー
水素製造用Ni基金属間化合物合金触媒
Ni-base intermetallic catalyst for hydrogen production
14:00〜14:30
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 准教授 金野 泰幸
http://www.eng.osakafu-u.ac.jp/Japanese/02senko/materi_group/group05.htm
新技術の概要
Ni基金属間化合物合金がメタンの水蒸気改質反応に対して高い触媒活性と水素選択性を有することを見出した。高価な貴金属触媒に代わる安価な触媒としての利用のほか、高温高強度特性を活かした構造体と触媒を一体化した水素製造用装置等への応用が期待される。
従来技術・競合技術との比較
本金属間化合物合金は反応中に触媒機能を有する表面構造が自己形成するため、従来の金属触媒のようにアルミナやシリカなどの担体を必要としない。このため、耐衝撃性や熱伝導性に優れるとともに、自由な形状の触媒に加工することが可能である。
新技術の特徴
・高い触媒活性と水素選択性
・貴金属を含まない汎用元素からなる合金成分
・セラミックス担体が不要な高熱伝導性触媒
想定される用途
・水素製造用改質触媒
・触媒と容器を一体構造化した水素製造装置
・高耐食性・高耐酸化性・高強度を活かした化学装置部材
関連情報
・サンプルの提供可能

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1307

グリーンエネルギー
分子診断型植物工場システムの開発
Development of molecular diagnosis system for plant factory
14:30〜15:00
大阪府立大学 大学院工学研究科 機械系専攻 助教 福田 弘和
http://www.me.osakafu-u.ac.jp/bioproduction/
新技術の概要
遺伝子発現や有用成分の蓄積状況などの分子レベルの情報を取得しながら、最適な栽培環境を調節することができれば、植物工場におけるコストパフォーマンスの向上と付加価値創出効果が期待できる。分子診断情報を用いて最適な環境調節を行う植物工場を「分子診断型植物工場」と呼ぶ。本技術は、植物工場内におけるルシフェラーゼ発光を利用した概日リズム遺伝子のリアルタイム計測と、概日リズム制御による植物生産の効率化に関するものである。
従来技術・競合技術との比較
通常、植物工場における栽培は24時間周期の明暗サイクル条件で行われている。しかしながら、概日リズムの周期はLEDなどの照明の波長に依存することが近年明らかとなっており、非24時間周期の照明サイクルが最適である可能性が示唆されている。本技術は、これに対応できる技術である。
新技術の特徴
・植物の体内時計を可視化でき、朝採りなどの収穫法が可能となる
・遺伝子発現のリアルタイム計測とダイナミクス解析が可能
・概日リズムに調和した植物生育と物質生産が可能
想定される用途
・植物を利用した有用物質生産への適用
・植物工場における照明コストの削減への適用
・植物工場における高品質野菜の生産への適用

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1308

グリーンエネルギー
バイオマスエネルギーの複合化(ゴミから新エネルギーへ)
Integrated Production of Biomass Energy
15:00〜15:30
大阪府立大学 地域連携研究機構 特認教授 前田 泰昭
新技術の概要
低エネルギー消費、廃棄物ミニマムエミッションBDF製造校溶媒法によって、非食用油から高品質なバイオジーゼル燃料(BDF)を製造する。従来廃棄物であった副生グリセリンをマイクロ波加熱で精製し、燃料電池燃料として利用する。
従来技術・競合技術との比較
従来法:多量廃棄物、多量消費エネルギー、低効率燃料電池
新技術:少量廃棄物、少量消費エネルギー、高効率燃料電池
新技術の特徴
・(1)低廃棄物均一反応の開発
・(2)低消費エネルギー精製法の開発
・(3)高性能ナノ微粒子触媒の調製
・(4)高効率燃料電池の開発
想定される用途
・BDF:ゴミ収集車、バス、トラック、ジーゼル機関車
・マイクロ波加熱:グリセリンの精製、エタノールの精製
・グリセリン燃料電池:パソコン、携帯電話
J-STORE掲載特許情報
・METHOD FOR PRODUCING FATTY ACID ALKYL ESTER AND PRODUCTION SYSTEM THEREFOR
関連情報
・サンプルの提供可能
・展示品あり
・外国出願特許あり

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1309

元素戦略
都市鉱山からのレアメタル等のバイオ利用リサイクル
A microbial recycling of rare metals from urban mining
15:40〜16:10
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野 教授 小西 康裕
http://www.chemeng.osakafu-u.ac.jp/group1/japanese/index.html
新技術の概要
エネルギー消費やCO2排出を抑制して、簡便で迅速に、都市鉱山からレアメタル(In、Ga、Pt等)、レアアースが分離・回収できる。コンパクトな本バイオ回収法は、分散型社会でのレアメタルのリサイクルに貢献できる。
従来技術・競合技術との比較
レアメタル・貴金属の本バイオ回収法は、従来技術に比べ、エネルギーと化学物質の使用量、CO2排出量が大幅に削減できる。とくに、白金族金属の回収は、溶液からの分離・回収に、金属ナノ粒子の合成までも付加した新規技術となる。
新技術の特徴
・溶液中の白金族金属や金を、分離・濃縮・ナノ粒子化までもワンステップで達成する高付加価値化リサイクル技術
・インジウム、レアアース等を、迅速・高効率で、溶液から微生物細胞に吸着分離・濃縮できる環境適合技術
・微生物内包カプセルによるレアメタル・貴金属の簡易回収技術
・コンパクトなバイオ回収技術による地域分散型リサイクル技術
想定される用途
・都市鉱山からのレアメタル・貴金属のリサイクリング
・微生物細胞を反応場・担体として活用する貴金属ナノ材料・触媒の開発
・廃水等からのレアメタル・貴金属の回収

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1310

元素戦略
ナノ構造を利用した磁石材料の創製と機能性向上
Magnetic materials with nanostructure and thire improvements of magnetic propeties
16:10〜16:40
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 教授 森 茂生
http://mori-lab.mtr.osakafu-u.ac.jp/
新技術の概要
数ナノメートルの大きさからなる非磁性相と磁性相のナノ構造を物質中に自己形成させ、磁性遷移金属イオンの一軸性配位を実現し、希少元素を含まない高保持力をもつ新規な磁石材料の作製方法と機能性について報告する。
従来技術・競合技術との比較
アルニコ磁石などのレアメタルを含む磁性材料の代替磁性材料を社会に提供できる。
新技術の特徴
・医療用(MRI)
想定される用途
・磁気メモリー材料
・日常生活での磁石材料
・モーター用磁石材料
関連情報
・サンプルの提供可能

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1311

元素戦略
レアアースフリー高性能PMA同期リラクタンスモータ
High-performance Permanent Magnet Assisted Synchronous Reluctance Motor without Rare-earth Materials
16:40〜17:10
大阪府立大学 大学院工学研究科 電気・情報系専攻 教授 森本 茂雄
http://www.eis.osakafu-u.ac.jp/~mds/
新技術の概要
レアアースを使用しないフェライト磁石補助形同期リラクタンスモータにおいて、磁石の不可逆減磁を回避し、レアアース永久磁石を使用した従来の高性能モータと同等の出力密度、最高効率を有するモータ構造を開発した。
従来技術・競合技術との比較
高性能モータには、レアアース永久磁石が使用されているが、近年レアアースの価格高騰や安定供給への懸念が高まっている。フェライト磁石を使用した開発モータは、レアアースフリーのため安価であり供給面での不安もない。
新技術の特徴
・レアアースを使用せずレアアース使用モータと同等の出力が得られる
・耐減磁設計により大電流、低温使用環境でも不可逆減磁が生じない
・レアアース使用モータに比べて安価である
想定される用途
・電気自動車・ハイブリッド自動車の駆動用モータ
・家電・民生用モータ
・産業用モータ等

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1312

元素戦略
金属ナノワイヤーを用いた脱レアーメタルの透明導電膜の開発
Fabrication of transparent conductive film without rare metals by using metal nano wire.
17:10〜17:40
大阪府立大学 工学研究科 電子物理工学専攻 准教授 川田 博昭
新技術の概要
テンプレートに作製した金属パターンをフィルムに接着、貼り付けることにより金属ナノワイヤーを用いた透明導電膜を作製する。これによりレアーメタルを用いずに低抵抗、平滑な表面を有する透明導電膜を量産するプロセスを実現する。
従来技術・競合技術との比較
代表的な透明導電膜であるITO薄膜と比べ、レアーメタルを用いずに、高分子のフィルム内に平滑な面をもつ良質な導電膜を作製する。さらに、真空プロセスを用いないため効率的なプロセスを実現できる。
新技術の特徴
・多層微細金属構造
・多層構造を用いた複合光学素子
・マイクロマシン
想定される用途
・透明導電膜
・偏光素子
・微細金属配線

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<連携・ライセンスについて>
大阪府立大学 地域連携研究機構リエゾンオフィス
TEL:072-254-9872  FAX:072-254-7475
mailipbc@iao.osakafu-ac.jp

大阪市立大学 産学連携推進本部 新産業創生研究センター
TEL:06-6605-3550  FAX:06-6605-3552
mailsangaku-ocu@ado.osaka-cu.ac.jp






大阪府立大学・大阪市立大学 新技術説明会2011年10月14日(金)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
1401

食の安全
新規デバイスによるカンピロバクター属菌の簡便分離法
A novel device for the simple isolation of campylobacters
10:20〜10:50
大阪府立大学 大学院 生命環境科学研究科 獣医学専攻 教授 山崎 伸二
http://www.vet.osakafu-u.ac.jp/intpre/Top.html
新技術の概要
カンピロバクターの分離・培養を現状の抗菌薬を含む選択培地を用いる代わりに、特殊なフィルターを通過させることで他菌を排除し、カンピロバクターを選択的に選別し、現状の培地で分離できない抗菌薬感受性の菌の分離も容易となる。
従来技術・競合技術との比較
従来技術は、現在知られている21菌種中のC. jejuni とC. coli を対象とし、抗菌薬によって他菌を排除する。新技術は、カンピロバクターの運動性と細菌形状の特性を生かし、フィルターを特異的に通過させることにより抗菌薬に耐性な菌も含めて、カンピロバクターの分離を容易にする。
新技術の特徴
・細菌の運動性と形状の特性をフィルターの孔径によって振り分けすることから、カンピロバクター以外の菌にも適用可能
・従来の選択培地と比べ、得られるコロニーがより特異的で数が少なくなるため、単離と鑑別が容易
・抗菌薬を含まないため、冷凍による損傷菌や当該抗菌薬の感受性カンピロバクター菌の増殖が良い
想定される用途
・臨床現場におけるカンピロバクター属、アルコバクター属等のらせん菌の分離培地
・食生産現場におけるカンピロバクター属、アルコバクター属等のらせん菌の分離培地
・上記の菌以外で運動性のある菌種を含め細菌の大きさ、運動性に基づく新規細菌の分離、精製法
関連情報
・外国出願特許あり

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1402

食の安全
低コスト有機栽培実現のための緑肥活性型微生物剤の開発
Development of low-cost biofumigation pellets to control soil borne diseases by using Pythium nunn
10:50〜11:20
大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 植物バイオサイエンス分野
准教授 東條 元昭
http://www.plant.osakafu-u.ac.jp/~mpmi/
新技術の概要
緑肥等を栄養源にして増え、有害菌の生息場所を奪うことによって連作障害を抑える糸状菌ピシウム・ナンを利用し、低コストで有機栽培を行うための緑肥活性型微生物剤を開発する。
従来技術・競合技術との比較
ピシウム・ナンは、既知の生物防除微生物(ピシウム・オリガンドラムやトリコデルマ属菌など)と異なり、緑肥を栄養源にして増殖し有害菌の棲みかを奪う。そのため有機農業の施肥作業の中に低コストで組み入れることができる。
新技術の特徴
・ピシウム・ナンは、国内の畑土壌などに広く生息しているので、微生物製剤として導入しても生態系への影響が少ない
・上記の特質を利用し、個々の畑地に既に生存している菌株を製剤化したオーダメードの連作障害対策が可能
・ピシウム・ナンは、通常の手法ではほとんど分離できないが、独自技術を既に開発し、土壌から分離を可能にした
想定される用途
・畑作物、とくに野菜などのハウス栽培の連作障害対策としての利用
・有機栽培作物の連作障害対策
・食品廃棄物などの未分解有機物の有効利用
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

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1403

IT・デバイス
数学「結び目理論」を応用した電子ゲーム装置
Electronic game devices applying mathematics "knot theory"
11:20〜11:50
大阪市立大学 大学院理学研究科 数学研究所 所長 河内 明夫
http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/math/OCAMI/index.html
新技術の概要
数学の結び目理論を応用した結び目射影図の領域を選択するゲームである。直感や想像力が試され、難易度も変えることができる。結び目理論のアルゴリズムによって問題が必ず解けるので、ゲームが終了できないといったトラブルもない。
従来技術・競合技術との比較
数学を応用したゲームとして、ルービックキューブや数独が知られているが、このゲームは現在国際的に注目を浴びている「結び目理論」を応用したゲームである。3次元の結び目の原理を平面の電子ゲームに置き換えたもので、必ず解けることを数学的に証明した理論そのものに既に独創性を有している。
新技術の特徴
・数学を応用した頭脳ゲームであるが、数学の知識、文字や数字を必要としない
・結び目の3次元の操作を平面上で読み変えたものである
・操作・ルールは簡単でありながら、直感力や数手先を読む思考力が試されるゲームである
想定される用途
・タッチパネルを用いるスマートフォン等のための電子ゲーム装置
・就学前児童や小学校低学年児童の図形教育のための電子ゲーム装置
・高齢者の視空間認識機能のリハビリテーションのための電子ゲーム装置
関連情報
・展示品あり(このゲームを搭載したスマートフォンを持参できる見込みである。)

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1404

IT・デバイス
金属ナノ粒子による樹脂メッキ技術とその応用
Applications of metal nanoparticle coating technology developed for plastic materials
12:55〜13:25
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 教授 長岡 勉
http://tokachi.riast.osakafu-u.ac.jp/%7Esentan1/home.html
新技術の概要
金属ナノ粒子を用いたプラスチック上への密着性・柔軟性に優れた金属薄膜の作製に成功した。この技術は電子材料・バイオ分離材料(マイクロビーズ等)への応用が可能である。
従来技術・競合技術との比較
従来の樹脂メッキではクロムなどの有害物質を使用する必要があるが、本技術ではこの問題がない。金属ナノ粒子を直接樹脂表面に導入できるので省ステップであり、またメッキ層は柔軟性に優れておりストレスに強い。
新技術の特徴
・クロム、シアンなどを用いないグリーンな樹脂メッキ技術
・フレキシブルな金属メッキ層
・省工程技術
想定される用途
・電子材料(導電性マイクロビーズ、プリント基板、など)
・バイオ用途向け分離材料(金被覆磁性マイクロビーズ)
・触媒などの機能性物質担持材料
関連情報
・サンプルの提供可能
・展示品あり(常時展示・公演中・公演後展示のいずれでもかまいません。)
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1405

IT・デバイス
大規模実時間文書画像検索を用いた新メディアの展開
Development of New Media by Using Large-Scale Real-Time Document Image Retrieval
13:25〜13:55
大阪府立大学 大学院工学研究科 電気・情報系専攻 知能情報工学分野 教授 黄瀬 浩一
http://www.m.cs.osakafu-u.ac.jp/
新技術の概要
カメラでページを撮影することによって、5000万ページの文書画像データベースを実時間で検索する手法を紹介すると共に、これを用いて印刷物に様々なサービスを付加して新しいメディアにできることを述べる。
従来技術・競合技術との比較
我々が提案した従来技術では、2万ページまでのデータベースしか扱うことができなかった。本技術では精度や処理時間を保ったまま、大規模化が可能となった。我々の従来技術に触発されて開発された海外企業の技術と比較しても精度、速度、規模の面で大幅に優位である。
新技術の特徴
・5000万ページという極めて大規模な文書画像データベースを扱える
・単一CPUで140ms/queryを実現
・精度も98%以上
想定される用途
・印刷物を対象とした拡張現実感
・電子文書と印刷文書の統合
・文書の印刷面をバーコード化可能
関連情報
・展示品あり(ノートPCで100万ページデータベースの実時間検索のデモを行います。)
・外国出願特許あり

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1406

IT・デバイス
履歴情報の分類と匿名化に基づく個人好みの情報推薦モデル
Personalized Recommendation Based on Clustering and Anonymizing User Profiles
13:55〜14:25
大阪府立大学 大学院工学研究科 電気・情報系専攻 知能情報工学分野
准教授 本多 克宏
http://www.cs.osakafu-u.ac.jp/hi/
新技術の概要
インターネット上でユーザの履歴情報に基づいて個人好みのおすすめ情報や商品を提示する協調フィルタリングにおいて、履歴情報の分類・要約により、個人情報の保護(匿名化)とシステムの軽量化を同時に実現する。
従来技術・競合技術との比較
嗜好の類似したユーザの履歴をクラスター化(匿名化)し、個人情報を保護することで、ネット通販のAmazonなどで活用されている協調フィルタリングを、より安全で気軽に運営できる。同時に、データのコード化により推薦システムが軽量化され、アウトソーシングを容易にしている。
新技術の特徴
・情報要約によるパターン識別性能の向上
・情報のコード化によるサーバ負荷の軽減
・履歴情報の匿名化によるユーザ保護
想定される用途
・ネット通販での商品推薦(広告提示)
・特許検索の支援インタフェース(関連性の自動検索)
・携帯型ナビゲーションシステム(掘出し物への自動誘導)
関連情報
・サンプルの提供可能(ホームページで実装事例を紹介中)
・展示品あり(講演中に実装事例を紹介)

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1407

IT・デバイス
24時間安全・安心監視・見守りシステム実現のための要素技術
Elemental Technologies for Security Surveillance Systems and Safety Solution
14:25〜14:55
大阪市立大学 大学院工学研究科 電子情報系専攻 教授 鳥生 隆
http://www.ip.info.eng.osaka-cu.ac.jp/~nakajima/mimamori/index.html
新技術の概要
監視・見守りシステムを実現するためにのカメラなどのセンサ情報を基に異常事態を発見するシステム、および、距離センサーの情報とカメラの情報を統合し、画像上に距離情報を付加するシステムを開発した。
従来技術・競合技術との比較
予め異常事態が起こりうると予想できる場合に限らずに異常事態の可能性の指標として顕著性を算出できる。また、画像上の距離情報を付加することで、対象物体の切り出しが容易になるなど、監視・見守りシステムの信頼性を向上できる。
新技術の特徴
・対象を限定せずに普通でない状態としての異常を検知できる
・距離画像データと通常のカメラ画像のデータの位置合わせができる
・距離画像データと通常のカメラ画像のデータを組み合わすことで、より高度な認識ができる
想定される用途
・独居老人などの家庭内における事故やその他の異常事態の早期発見
・地域における子供の見守りや防犯。テロ対策。防災
・事故や病気の予知、予防

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1408

医薬品・化粧品
機能性リポソームの開発とバイオメディカル応用
Development of functional liposomes and their biomedical applications
15:05〜15:35
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 教授 河野 健司
http://www.chem.osakafu-u.ac.jp/ohka/ohka9/index.htm
新技術の概要
種々の機能をもつ合成高分子や天然高分子をリポソームに複合化することによって、pHなどの刺激に鋭敏に応答する機能性リポソームを開発した。このような機能性リポソームは、免疫治療用ワクチンなどへの応用が可能である。
従来技術・競合技術との比較
本発明リポソームは、機能性高分子をリポソームに複合化するという、独自の手法によって、鋭敏なpH応答機能など高い機能性を実現している。このような機能性リポソームを用いることで体内や細胞内への高効率な生理活性分子のデリバリーを行い、高い生理活性を得ることが可能である。
新技術の特徴
・機能性化粧品
想定される用途
・免疫治療用ワクチン
・癌化学治療(ドラッグデリバリーシステム)
・siRNAデリバリー
関連情報
・サンプルの提供可能
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1409

医薬品・化粧品
回転式流動層を用いた医薬品製剤の革新的微粒子プロセッサーの開発
Development of an Innovative Rotating Fluidized Bed as a Fine Particle Processer of Pharamceutical Products
15:35〜16:05
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野 助教 仲村 英也
http://www.chemeng.osakafu-u.ac.jp/group3/indexJ.html
新技術の概要
粒子に強い遠心力を作用させながら粒子を流動化させる回転式流動層型微粒子プロセッサーを新たに発明した。回転式流動層を用いることで、従来の流動化技術では極めて困難であった付着性微粒子(粒子径10μm以下)のコーティングおよび微細造粒を可能とする新技術を確立した。さらに、一次粒子径が十数ナノメートルのナノ粒子をも均一流動させることにも成功した。
従来技術・競合技術との比較
重力場において操作する従来型の流動層では、粒子径が10μm以下の微粒子を均一に流動化することは極めて困難であった。一方、開発した回転式流動層は容器を回転させながら高遠心力場において粒子を流動化させることから、付着凝集性の強い微粒子を均一に流動化することができる。
新技術の特徴
・従来型の流動層では極めて困難であった微粒子(粒子径10μm以下)の均一流動化が可能である
・付着性微粒子の単一粒子コーティングおよび微細造粒が可能である
・一次粒子径が十数ナノメートルのナノ粒子を均一に流動化させることが可能
想定される用途
・医薬品製剤分野における微粒子コーティング
・医薬品製剤分野における微細造粒物の調製
・化学工業分野におけるナノ触媒を用いた固気接触型リアクター
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

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医薬品・化粧品
矩形板状ケイ酸化合物粒子の迅速合成とその応用事例
Rapid synthesis of layered silicate platelet with rectangular shape and its applications
16:05〜16:35
大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野 准教授 岩ア 智宏
http://www.chemeng.osakafu-u.ac.jp/group3/indexJ.html
新技術の概要
矩形板状ケイ酸化合物(アイラアイト)粒子の合成において、原料溶液のボールミル処理や固液界面での不均一核生成を利用することで、合成時間の大幅な短縮(約半分)と粒子径制御(とくに大粒子の生成)を実現した。
従来技術・競合技術との比較
従来の合成法では原料溶液を水熱条件下で数週間加熱するだけであったために結晶核の生成や結晶成長は制御できなかったが、新たに開発した手法によってこれらの制御が可能となり、化粧品や塗料などでの応用可能性が見いだされた。
新技術の特徴
・合成時間の短縮による製造コストの低減および粒子径制御による高付加価値化
・粒子の形状が非常に規則的で表面が平滑であるため光の透過・反射を利用した用途に最適
・複合材料の基材や前駆体などとしても利用可能
想定される用途
・化粧品や塗料の体質顔料
・触媒、吸着剤、イオン交換体などの環境浄化材料
・充填材(フィラー)、ガスバリア添加剤

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医薬品・化粧品
カーボンナノチューブ上での骨細胞の分化誘導
Carbon nanotube scaffolds for osteogenic differentiation of mesenchymal stem cells
16:35〜17:05
大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 教授 北村 進一
http://www.bioinfo.osakafu-u.ac.jp/BPC/index.html
新技術の概要
水溶性キシランの濃度を高めていくとある濃度を境にしてCNTの溶解度が急速に低下する現象を見出した。これを利用すれば細胞培養用の器具にほぼCNTのみからなるCNT薄膜を形成することができ、可溶化剤等に影響を受けることなく細胞の増殖を促進し、あるいは幹細胞を分化させることができる。
従来技術・競合技術との比較
CNTの高度利用には可溶化・分散が不可欠であるが、今回発表の水溶性キシランは従来用いられる界面活性剤などに比べ、可溶化・分散化力が優れている。この多糖類は、人体及び自然に対して安全で、環境汚染物質にもならない素材である。
新技術の特徴
・製薬
・再生医療
・幹細胞の増殖
想定される用途
・再生医療機器
・帯電防止透明フィルム
・細胞培養の足場
・CNTの安全性評価サンプルの提供
・電磁波遮蔽フィルム
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり
・展示品あり(帯電防止透明フィルム、培養細胞ディッシュ)

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<連携・ライセンスについて>
大阪府立大学 地域連携研究機構リエゾンオフィス
TEL:072-254-9872  FAX:072-254-7475
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大阪市立大学 産学連携推進本部 新産業創生研究センター
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