山梨大学 新技術説明会
2011年12月13日(火)

会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
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アグリ・バイオ
植物細胞を用いた高付加価値物質の製造
Production of high-value materials using plant cell cultures
13:30〜14:00
山梨大学 ワイン科学研究センター 准教授 鈴木 俊二
http://www.wine.yamanashi.ac.jp/fruitgenetic/index.htm
新技術の概要
高い増殖力と生存力を有するブドウ培養細胞を利用した高付加価値物質製造基盤技術であり、本培養細胞を用いることで、高機能性生理活性物質あるいは高付加価値タンパク質を大量生産する。
従来技術・競合技術との比較
既存技術では、細胞の増殖能の問題、分泌生産に関わる技術開発の問題、そして最も大きな壁として、生産コストおよびエネルギー消費量の問題が存在するが、本培養細胞では低コストおよび低エネルギー条件化で大量生産することが可能である。
新技術の特徴
・増殖能力が高い植物培養細胞である
・生存能力が高い植物培養細胞である
・増殖に光を必要としない植物培養細胞である
想定される用途
・レスベラトロールを含むポリフェノールを利用した「保健機能食品」製造
・レスベラトロールを含むポリフェノールを利用した「機能性ペットフード」製造
・抗体医薬品等の高付加価値タンパク質製造
関連情報
・サンプルの提供可能

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2

医療・福祉
実世界観測映像に対する3D情報の強化と付加
Enhancement and Suppliment of 3D information in Movies Capturing Real-World Scenes
14:00〜14:30
山梨大学 工学部 コンピュータ・メディア工学科 助教 豊浦 正広
http://www.vc.media.yamanashi.ac.jp/~toyo/
新技術の概要
片眼鏡は、片眼失明患者が距離感を獲得するために作られた眼鏡型の装置である(3D情報の強化)。モノスペクトルマーカは、移動するカメラの映像の中に仮想物体を出現させるための平面パターンである(3D情報の付加)。
従来技術・競合技術との比較
汎用GPUを利用した先進的な並列型画像処理によって、従来では成し得なかった実時間処理を可能にした。実世界映像の3D情報を抽出・表現・提示する技術は、デジタルカメラがごく一般的になった時代を牽引する技術となる。
新技術の特徴
・観光地やイベント、博物館などでの魅力的な情報提示
・3D映像コンテンツの2D映像への変換
・避難誘導や不動産物件の現地・遠隔地での視察
想定される用途
・眼科における医療補助・支援器具の開発
・携帯端末向け3Dアプリケーションの開発
・移動ロボット・移動カメラの位置推定と制御
関連情報
・モノスペクトルマーカ、立体感提示装置
(発表者によるデモ展示を予定)

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3

インタフェース
ディスプレイ外枠のスライド動作にもとづく表示コンテンツスクロール装置
Content Navigation Device Based on the Slide Operation of a Display Frame
14:30〜15:00
山梨大学 工学部 コンピュータ・メディア工学科 助教 木下 雄一朗
新技術の概要
ディスプレイに表示されたコンテンツのスクロールを、ディスプレイ外枠のスライドにより実現する装置を紹介する。外枠は自由に移動する構造となっており、装置内部に設置されたセンサが検出した外枠のスライド量とその方向に応じて、スクロールを行う。
従来技術・競合技術との比較
従来のタッチパネルを用いたスクロール操作では、広範囲のコンテンツスクロール時に、同様の操作を何度も繰り返さなければならないという操作性の問題があった。本装置では、ディスプレイの枠をスライドさせるというアイデアにより、高速かつ直感的な操作を実現した。
新技術の特徴
・高速かつ直接的なスクロール操作が可能
・操作感(フィードバック)があるため誤操作の防止に有効
・操作時に指などによって画面内のコンテンツが遮蔽されない
想定される用途
・公共の場所に設置される据え置き型情報端末におけるコンテンツ操作
・携帯型情報端末への実装
・その他、ディスプレイを伴うあらゆる情報システムにおけるコンテンツ操作
関連情報
・プロトタイプのデモンストレーションを行う予定
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4

材料
新しいアルカリ土類金属ケイ酸蛍光体の開発
Development of new alkaline-earth silicate phosphors
15:10〜15:40
山梨大学 クリスタル科学研究センター 教授 熊田 伸弘
http://www.inorg.yamanashi.ac.jp/ccst/laboratories/kinomura-lab/index-j.html
新技術の概要
アルカリ土類金属ケイ酸塩にセリウムとマンガンを共ドープすることで、赤色に発色する蛍光体を作製することができた。
従来技術・競合技術との比較
色純度の高い鮮やかな赤色発光蛍光体で、化学的に安定であり、安価に作製することができる。
新技術の特徴
・色純度の高い赤色発光が得られる
・化学的に安定であり、耐久性が期待できる
・安価に作製することができる
想定される用途
・白色光源等の照明装置
・平面パネル表示装置用バックライト
・赤単色の発光を必要とする蛍光材料
関連情報
・サンプルの提供可能

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5

材料
太陽光を利用した水素エネルギー獲得技術
Hydrogen Production Utilizing Solar Energy
15:40〜16:10
山梨大学 クリーンエネルギー研究センター 教授 入江 寛
http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/ABB/No3/index.html
新技術の概要
水素は燃焼しても、燃料電池で用いても排出されるのは水のみですので、極めてクリーンなエネルギーです。そこで恒久的に地球上に降り注ぐクリーンな太陽光を利用して水から水素が製造可能となれば、環境にやさしいエネルギーサイクルが構築できます。私たちは太陽光のもとで水を完全分解できる材料、すなわち「光触媒」の創製を目指しています。
従来技術・競合技術との比較
現状では水蒸気を用いて天然ガス主成分であるメタンガスから水素を製造する水蒸気改質法(CH4+2H2O→4H2+CO2)が行われている。この方法では化石燃料を用い、かつCO2が排出されるため環境・エネルギー問題の真の解決はできない。一方で、光触媒技術はその製造過程でCO2排出はあるものの、材料ができれば水と太陽光だけで水素製造が可能となる。
新技術の特徴
・水と太陽光のみからの水素獲得
・光触媒材料の太陽電池p, n電極への用途展開
・発生した水素・酸素の分離技術
想定される用途
・水素製造
・硫化物など、汚染水処理と組み合わせた水素製造
・水素獲得用だけでなく環境浄化用光触媒としての用途
関連情報
・外国出願特許あり

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燃料電池
非炭素系担体を用いた固体高分子形燃料電池用革新的電極触媒
Innovative electrocatalyst supported on non-carbon materials for polymer electrolyte fuel cell
16:10〜16:40
山梨大学 燃料電池ナノ材料研究センター 教授 柿沼 克良
http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/
新技術の概要
固体高分子形燃料電池の触媒には炭素系材料が使用されているが、高電位等での劣化が問題となっている。本研究では、ナノ構造、微細構造を高度に制御して作製した各種セラミック材料にPtナノ粒子を高分散させた高活性・高耐久性電極触媒を作製した。
従来技術・競合技術との比較
従来の炭素系担体を用いた場合に比べ、耐久性が10倍以上向上している。また競合する他の非炭素系担体と比べ、微細構造を高度に制御しているため、接触抵抗が著しく下がり、ガス拡散経路が保持されている。その結果、既存触媒から本触媒に置き換えても、従来と同程度の発電性能を発揮する。
新技術の特徴
・100m2/g以上の高比表面積を有する非炭素系粉体
・高電気伝導性ナノ粒子
・ナノ貴金属粒子
想定される用途
・電極触媒
・光触媒
・改質触媒
J-STORE掲載特許情報
・OXIDE-BASED STABLE HIGH-POTENTIAL CARRIER FOR SOLID POLYMER FUEL CELL
関連情報
・外国出願特許あり
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材料
炭酸ガスレーザー超音速延伸法で作製したナノファイバー
Nanofiber Prepared by CO2 Laser Supersonic drawing
16:40〜17:10
山梨大学 工学部 応用化学科 教授 鈴木 章泰
新技術の概要
当研究室では、超音速流中で繊維に炭酸ガスレーザーを照射して繊維を融かし、融けた繊維を超音速流で数十万倍に引き伸ばしてナノファイバーを作製する炭酸ガス超音速延伸法を独自に開発しました。現在、ナノファイバーをシート化する方法も開発し、シートの実用化に向けて研究を進めています。
従来技術・競合技術との比較
炭酸ガスレーザー超音速延伸法は複合紡糸法やエレクトロスピニング法とは異なり、ほとんど全ての熱可塑性高分子材料に適用でき、高い原料利用効率で溶剤を使用せず、配向したナノファイバーが連続して得られます。
新技術の特徴
・ほとんどの熱可塑性高分子材料に適用できる
・フッ素系やポリオレフィンなどのナノファイバーも作製できる
・得られるナノファイバーは長繊維である
・配向したナノファイバーが得られる
・量産化が容易である
・大規模な装置を必要としない
・溶剤などを使用しないため、環境への負荷が極めて小さい
想定される用途
・精密フィルター
・バイオフィルター
・電池セパレーター
・導電性不織布
・補強材
・ナノコンポジット
・人工皮膚
・再生医療用培地
関連情報
・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり
・ナノファイバーシート展示予定

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<相談予約・連携・ライセンスについて>
山梨大学 産学官連携・研究推進機構
TEL:055-220-8758  FAX:055-220-8757
mailrenkei-as@yamanashi.ac.jp